2点式から3点式への進化
シートベルトが初めて自動車に装備されたのは1922年のことです。競技用自動車に装備され、一部のレーサーが使用していました。実用車に採用されたのは1955年です。フォードが腰部のみの
2点式シートベルト
をオプションで販売したのが最初です。またボルボもフォードと同じ時期にシートベルトの開発に取り組んでいました。そして1957年に肩から腰へ対角線状に掛けるダイヤゴナルベルトを完成させました。ボルボはさらに改良を進め、1959年に3点式シートベルトを開発しました。このボルボの3点式シートベルトは完成度が高く、各国の自動車メーカーに採用されました。その後肩ベルトと腰ベルトが切り離しできる着脱式のシートベルトも開発されましたが、今ではほとんど見かけられません。
二点式から三点式への進化