ムッシュ
   
 嬉しそうに、また愛おしそうに車を見るムッシュー。こういう人が、多かった気がする。
 とにかく、フランス人は車が好きなようだ。 リッツの前に止まっている高級車見たさに人が集まっているくらいなのだから。自分の足として車が必要というのもあるのだろうけど、それ以上の関心の高さをうかがわせる1枚。


 
 
 東京モーターショーとパリショーの大きく違う点は女性が多く見に来ている事である。女性グループも多く見た。見る目も真剣で、熱心である。この点について、在仏日本人の方に理由を聞いたら「こちらでは女性が独立(男性化、男には頼らない)しているので自分の車をどれにするかという点に興味があるのだろう。」との事。


  客
 
 
 

モーターショータイトル

テーマ
 
 
 1898年にパリにてモーターショーが開催され、それから100年がたった。「人を運ぶたったひとつの夢」をテーマに、またルノーが100周年を迎え、イベントもたけなわだ。このパリモーターショーを題材に現在のカーデザイントレンド、またこれからのカーデザイントレンドを考察する。

  会場  
 
 会場はPORTE DE VERSAILLES駅の、PARIS-EXPO PORTE DE VERSAILLES会場にて催された。周辺には木々が生い茂り、いかにもパリといった風景。現地について、あまりの寒さに風邪をひいた。ダウンジャケットを着ても寒いくらい。日本でいう12月の寒い日に近い。

 
  会場の人々  
 
 会場にはたくさんの人!!!!
フランスのディズニーランドには、人は集まらないのにどうしてこんなに人がいるのか、びっくりした。会場に入ろうとしたフランス人でさえ人の多さに驚いて「うららー!(びっくりしたときに言うフランス語)」と、何人も呻いていた。知り合いのフランス人は月曜日に行ったら、混んでいて見れなかったので水曜日にまた行くと言っていた。そんな調子じゃ、混むはずである。
 
     



笹田  レポート 笹田美奈子

 1992年日産自動車デザイン本部に入社。広報にて、グラフィックデザインを担当。その後、開発に加わりエンブレムデザイン、エンジンカバーのデザイン、グラフィックデザインなどを経験する。
 代表作は、ラシーン、S-RVのスペアタイヤカバーやローレルセレンシア、180SXのエンブレムなど。現在は、デジタルコミュニケーションにてグラフィックデザインを担当している。


   
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