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ブースは、一段高くなった丸いフロアに天井には、幾重にも重なったクロームメッキのパイプを頭上に巡らしている。 |
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そのパイプに沿って、モニタが360度横に一列に並んでいてイメージビデオを流している。音も効果的になっており、その丸い空間に入るとなんとも言えない高揚感がある。
しかし、人が多くてエクステリアの全体の写真をおさえる事が出来なかった。残念! |
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奥の方にはエンジンが飾られているのだが、説明パネルの奥には、後ろから光源を当てられた半透明の緑の壁面になっており、このエンジン類はクリーンなのだというのを視覚的にも訴えている。 |
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この車にあてはまる言葉を探すとしたら「がっしり」「固まり」「整合感、一体感」という言葉がぴったりだ。
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車のデザインにおいて、一番大切にしなければならない事は固まり感だ。部分にこだわりすぎて、ばらばらしてはいけないしサイドビューは、前から後ろへ流れるような躍動感を表現しなければならないし
リアは、ヒップアップして切れ味がよくないといけない。バンパーはすっかりなくなり、フロントからリアに流れるまるで卵のような丸みをもちつつ、なおかつシャープな印象。
こういうデザインをめざすデザイナーは、多くいるだろう。それが、そのまま製品になったよう。 超エリートな車。教科書にでてくる作品のよう。 |
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色々なエクステリアでの守りごとを全てクリアし、なおかつ細部のデザインにおいても神経が張り巡らされている。アウディのTTのデザインには本当に脱帽ものだ。インテリア質感においても、柔らかいものと、堅いものの区別が明解で固いものは固く、柔らかいものは、柔らかいのである。 |
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ハンドル、メーター、クーラーのフキだし口、ホイール、などには象徴的に同じグラフィック(アルミの素材)が使われている。統一感もすばらしい。あるべき場所にきちんと納まったグラフィック。 |
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エンジンカバーにいたっては、まったくどろくささを感じさせない。全て被われていて、計算しつくされているのである。エンジン関係(内蔵)のデザインは、開発のエンジニア、デザイナー、レイアウトなどが一体にならないとばらばらとした、使い勝手も悪いものになってしまう。しかし、そんな点においても、チームプレーの良さがものの見事に表現されていて、美しさを感じる。安心させられるのである |
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ドアレバーも、給油口などで使われているのと同じグラフィックで、まるでレースに行くようである。車好きには、たまらないだろう。 |
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