緑の山々にすっぽりと囲まれた神々の里「高千穂」。
その見事な景色を一望できる場所が、標高513メートルの
高台にある
国見ケ丘です。「雲海」の名所としても名高い
この地は、その名の通り、
神々がここから諸国を見わたしたと
される伝説の地でもあります。
雲海は一年中見ることができるわけではなく、見頃は秋
から初冬頃まで。
また、天候条件としては、無風の冷え
こんだ朝の日の出前後が良いと
されています。
初冬の明け方ともなれば結構な寒さですが、古のロマンに満ちた神秘の
世界を一目見ようと毎年多くの人々がここを
訪れています。
百聞は一見に如かずとは「雲海」のためにあるような言葉だと実感しました。 |
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標高513メートルにある国見ケ丘からの景色。
展望台付近までは車で登れるので、便利で楽です。 |
さて、高千穂といえば「神楽」。
国見ケ丘からほど近い高千穂神社では、神楽殿にて毎晩
「夜神楽」が奉納されています。天の岩戸伝説にちなんだ伝統の舞をはじめ、夫婦円満を象徴した
ちょっとユニークな舞などもあり、神楽を見るのは
初めてという方でも、十分楽しめる内容となって
います。伝統芸能にふれたおかげで、芸術の秋を
たっぷり満喫できたような、ちょっと得した気分でした。 |
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国見ケ丘から眺めた雲海。目の前に広がる、神々しい
ばかりのこの景色が楽しめるのは、秋から初冬だけです。 |
丘の上に立ち、目の前に広がる雄大な山々が霧で
覆われ、見渡す限り白一色に染まる姿は、まさに
“雲の海”。まるで墨絵の世界にいるかのような
幻想的な風景に、ただただ感動の一言でした。
国見ケ丘は、日中天気が良い日は、遠く祖母連山や
阿蘇連山までがくっきりと姿を現します。
また、夕暮れの景色もうっとりするほど美しいので
デートにもおすすめ。展望台付近までは車で行ける
ので、ぜひ足を運んでみてください。 |
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高千穂神社で毎晩奉納されている「夜神楽」。
目の前で見るとかなりの迫力!おすすめです。 |
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