ブレーキ操作時の注意事項

この車両には次の2種類のブレーキシステムが搭載されています。

  1. 油圧ブレーキシステム

  2. 回生協調ブレーキシステム

油圧ブレーキシステムは、従来の車両に採用されているブレーキと類似しています。

ブレーキシステムには独立した2系統の油圧回路が使用されており、一方の回路が故障しても、2つの車輪のブレーキが引き続き作動します。

回生協調ブレーキシステムは、リチウムイオンバッテリーを充電し、航続可能距離を延ばすために電力を回収すること及びバッテリーの状態によって作動する減速力を主な目的としています。

シフトポジションがD(ドライブ)でアクセルペダルから足を離すと、回生協調ブレーキシステムによって車両はある程度減速し、リチウムイオンバッテリーに電力が供給されます。

シフトポジションがECO(エコ)のとき、アクセルペダルから足を離すと、D(ドライブ)のときよりも回生ブレーキがかかります。 また、ブレーキペダルを踏んだときも、電力を回収します。

リチウムイオンバッテリーが満充電のときは、回生協調ブレーキシステムによる減速力は少なくなります。リチウムイオンバッテリーの過充電を防ぐために、満充電のときは回生ブレーキの減速力は自動的に弱められます。 リチウムイオンバッテリー温度が高い/低い(バッテリー温度計が赤/青のゾーンにある)ときは、バッテリーの損傷を防ぐために回生ブレーキの減速力は自動的に弱められます。

交通状況又は道路状況に応じて、ブレーキペダルを使用して車両を減速させるか、停車してください。 フットブレーキは、回生協調ブレーキシステムの作動による影響は受けません。