苦難の末に生まれた、キューブの個性。”非対称デザイン”の誕生秘話
cube my camp
休日は家族みんなで自然に触れる。海も山も、キューブに荷物を積んで向かいます。そんな@rdwcomjp.ttさん(Instagramアカウント・以下RDWさん)はクルマ3台を所有する、根っからのクルマ好き。そして、クルマ選びの基準は家族みんなが大好きな「キャンプ」にあるそうです。

「クルマもキャンプギア(道具)のひとつとして捉えています。全体を通してどの色だったら自然に溶け込めるか、絵になるかを考えてクルマ選びをしています。テントとタープの色に合うのはどんなクルマかな、どんな形かな。そう、キャンプギア選びと同じ基準です」
そう語るご主人の隣では5歳になる男の子が、せっせとお手伝いをしています。クルマ好きのお父さんがいれば、もちろんぼくもクルマが大好き。「クルマの上に、荷物が載せられるところ!」と、キューブの上に設置したルーフキャリアがとくにお気に入りのようです。

「キャンプ場では鮮やかな色や原色のボディーよりも、色味を抑えた“スモーキーカラー”が合うと思います」

2代目キューブがテレビCMに出ていた当時、このエアブルーの車体が取り上げられていて、「キューブを買うならこの色だな」と、最初から決めていたそうです。
妻のために買ったcube…のはずが
そもそもこのキューブ、マイホームの購入とお子さんが生まれたことで、「ベビーカーを無理なく載せられる」「妻が運転しやすい」そして、夫婦共通の好みである「カクカクした(角張った)カタチ」にこだわって選んだとのこと。
ところが購入後、キューブにハマったのはむしろご主人の方で、キャンプギアが詰めるようにルーフキャリアを設置(アメリカから取り寄せたそうです)、ホイールカバーを外し、スチールホイールそのままの“テッチン”仕様に。ホワイトリボンを付けて、旧車風にアレンジしています。さらに目を惹くのがステッカーチューン。

奥さんは「ステッカーは恥ずかしいです…」と、苦笑いしながらも、「幼稚園の送り迎えのときに、ママ友から『このキューブはすぐわかるね、目立つし可愛い』と、言われるのがうれしかった」と、“自分の(奥さんの)クルマ”として愛着はひとしおのようです。
コンパクトなのに、キャンプ道具が積める
そんなRDWさんファミリーは春夏秋冬、一年通してキャンプを楽しみます。荷物が多くなるときは他のクルマを使いますが、ピクニックやBBQといった日帰りのデイキャンプはキューブで行くなど、シチュエーションによって使い分けているそうです。

「フットワーク軽くいけるのがこの車の良さだと思います。じつはこのキューブ、コンパクトに見えますがけっこう広く使えます。カクカクしているので垂直方向に荷物が詰めます。クーラーボックスだとか、ラックやケースとかが縦に詰めてとても便利なんです。テントやタープの設営に必要な長めのポール類も入りますし」
話を続けていくうちに、RDWさんファミリーにとってキャンプがどれほど大事なのかを感じることができました。
「キャンプは遊びですが教育の一つだとも思っています。不自由な場所での火おこしなどを子供たちに教えていければいいなと。息子も焚き火用の枝を集めてくれます」

家族の思い出にはキューブがある。ご主人も奥さんも、まだまだアウトドア×キューブの可能性を広げる予定で「今、9ヶ月の下の子がもう少し大きくなったら、家族4人でスノーボードに行ったり、雪遊びがしたいです」と、子供たちの成長に合わせた楽しみ方を考えています。「そう、サーフボードも入るよね」と、ご主人の頭の中にはサーフィンも、含まれているのかも。
僕と妻にとって、cubeは体の一部です
クルマと家族、そしてアウトドアライフスタイルをとても大事にするRDWさんファミリー。ご主人はキューブの魅力をこう締めくくります。

「キューブにはコンパクトカーとして、アイコン的な存在になってほしいなと。この車の魅力は可愛らしさだと思います。若い世代の人たちがおしゃれにコンパクトなクルマを運転する。そういうイメージがあるので、今後モデルチェンジしても、今あるデザインやキューブの雰囲気を大事にしてほしいなと思います」
さらに「車内もベンチシートっぽくて好き。乗るたびにワクワクする。2代目Z11型のリアデザインが好き。アシンメトリーなデザインは個性的ですし、運転席からの見やすさも配慮されています。バックするとき、左後ろの視界が開けていて見やすいんですよ」…など、キューブへのこだわりを語り出すと、話が尽きません。

「キューブとは体の一部ですかね。妻にとっても日常の脚として体の一部です。趣味クルマであって、家族のクルマ。両方を兼ね揃えています」

キャンプはもちろん、スノーボードやサーフィンなど、あらゆるアウトドアフィールドで、RDWさんファミリーのキューブが活躍しそうです。車内にはとびきり笑顔の子供たちと奥さん。そして運転席にはワクワクしながらハンドルを握るご主人の光景が目に浮かびます。