EV(電気自動車)の特徴

  • エンジン音がしないため、歩行者には特に注意してください。歩行者は車両の接近や移動、発進に気付かずに、車両の進行方向に近づくおそれがあります。 車両接近通報音(VSP) 一時停止スイッチ をお読みください。

  • 車両から離れるときは、必ずEVシステムをOFFにしてください。また、走行可能表示灯が点灯しているときは車両が動き出すことがあるため、必ずセレクトレバー上部のPスイッチを押し、シフトポジションをP(パーキング)にしてセレクトレバー手前の表示灯、又はロアメーターのシフトポジション表示灯が切り替わったことを確認してください。

  • 車両を発進させるまでは必ずブレーキペダルを踏み込んだままにしてください。 シフトポジションがD(ドライブ)やECO(エコ)、R(リバース)でブレーキペダルから足を離すと、アクセルペダルを踏んでいなくてもクリープ現象で車両が動き出し、重大な傷害を受けるおそれがあります。

  • 加速と減速を繰り返すような運転は、一定の速度で走行するよりもリチウムイオンバッテリーの電力を消費します。EV(電気自動車)は、リチウムイオンバッテリーがあがると走行できないため注意してください。

  • この車両には回生協調ブレーキシステムが搭載されています。 回生協調ブレーキシステムは、アクセルペダルを離したときに車両が走行するエネルギーをリチウムイオンバッテリーに回収(充電)し、航続可能距離を延ばします。また、エンジンを搭載した車両のエンジンブレーキの役割を行います。

  • シフトポジションがD(ドライブ)位置でアクセルペダルから足を離すと、回生協調ブレーキシステムによって車両は徐々に減速します。

  • シフトポジションがECO(エコ)位置でアクセルペダルから足を離すと、D(ドライブ)位置のときよりも回生ブレーキが強くかかります。

  • バッテリーの過充電を防ぐため、リチウムイオンバッテリーが満充電のときは、回生協調ブレーキシステムによる減速が少なくなります。また、リチウムイオンバッテリーの温度が高い又は低い(リチウムイオンバッテリー温度計が赤色又は青色の範囲に入っている)ときは、バッテリーの損傷を防ぐために回生ブレーキの作動は自動的に弱くなります。

  • 交通状況や道路状況に応じて、回生ブレーキと合わせてブレーキペダルを使用して車両を減速させてください。