電動パーキングブレーキの作動と解除は、電動パーキングブレーキスイッチを操作して行なうことができます。
故障などで、電動パーキングブレーキがかかったまま走行すると、ブレーキが故障し、事故につながるおそれがあります。
電動パーキングブレーキは車外から解除しないでください。
お子さまだけを車内に残さないでください。誤って電動パーキングブレーキを解除してしまい、事故につながるおそれがあります。
車両を離れるときは、電動パーキングブレーキをかけ、セレクトレバー上部のP(パーキング)スイッチを押してシフトポジションをP(パーキング)にしてください。
かけかた:
フットブレーキを確実に踏み込みます。
電動パーキングブレーキスイッチ(1)を引き上げます。
電源ポジションがON又は走行可能状態のときに、電動パーキングブレーキスイッチを操作すると、ロアメーターの電動パーキングブレーキ警告灯と電動パーキングブレーキスイッチの作動インジケーター(3)が約1秒後に点灯します。
解除のしかた:
フットブレーキを確実に踏み込みます。
電動パーキングブレーキスイッチ(2)を押し下げます。
走行前に、電動パーキングブレーキ警告灯と電動パーキングブレーキスイッチの作動インジケーター(3)が消灯していることを確認してください。
自動解除:
運転席シートベルトを確実に着用します。
フットブレーキを確実に踏み込みます。
シフトポジションをD(ドライブ)、ECO(エコ)、又はR(リバース)に入れます。
アクセルペダルを踏むと、電動パーキングブレーキは自動的に解除されます。
坂道発進:
運転席シートベルトを確実に着用していることを確認します。
電動パーキングブレーキをかけます。
シフトポジションがD(ドライブ)又はECO(エコ)にあることを確認します。
アクセルペダルを徐々に踏み込みます。
電動パーキングブレーキは自動的に解除されます。
電動パーキングブレーキをかけたり、解除したりすると、後席下側から作動音が聞こえますが異常ではありません。
電動パーキングブレーキをかけたり、解除したりの操作を短時間に繰り返すと、システムの過熱を防ぐために電動パーキングブレーキが作動しなくなる場合があります。約1分間経過してから再度操作してください。
電源ポジションがON又は走行可能状態のときに、電動パーキングブレーキを解除できます。
走行中に、非常で電動パーキングブレーキをかける必要が生じたときは、電動パーキングブレーキスイッチを引き上げ続けてください。ブザーが鳴り、パーキングブレーキがかかります。スイッチから手を離すと、電動パーキングブレーキは解除されます。
急坂又は立体駐車場に駐車するときは、電動パーキングブレーキスイッチを2回引き上げてください。パーキングブレーキの効きが最大になります。
電源ポジションがOFF又はACCのときに、電動パーキングブレーキスイッチを引くと、電動パーキングブレーキスイッチの作動インジケーターがしばらく点灯状態になることがあります。
寒冷時に駐車するときは、シフトポジションをP(パーキング)に入れ、電動パーキングブレーキを解除したまま車輪の前後に適切な輪留めをしてください。寒冷時に電動パーキングブレーキをかけると、パーキングブレーキが凍結し、解除できなくなるおそれがあります。
12Vバッテリーのバッテリーあがりなどの理由で、電動パーキングブレーキスイッチを操作してもパーキングブレーキの解除ができないときは、手動で解除してください。
手動での解除方法については、 電動パーキングブレーキの手動解除 をお読みください。