クルマの維持費は年間（月々）どれくらいかかる？維持費を抑える方法

一般的にクルマの維持費とは、自動車税や自動車重量税などの税金、メンテナンス費用、法定点検・車検費用、消耗品交換代、自賠責保険料や自動車保険料など、クルマを持ち続けるために必要な費用のことです。それぞれの費用を簡単に解説します。

自動車税は、毎年支払う税金で、自動車に排気量に応じて税額が決まります。自動車重量税は、車検時にまとめて納付する税金で、自動車の重量に応じて税額が決まる税金です。

メンテナンス費用は、クルマのコンディションを保つために必要な点検や部品交換などにかかる費用となります。

法定点検は12ヶ月ごとに受けなければならない定期点検で、車検は、新車登録から3年、以後2年ごとに受けなければならない検査です（商用車(貨物自動車)は異なります）。いずれも法律によって受けることが定められている点検・検査となっています。

消耗品交換代は、オイルやタイヤなど、クルマの性能や機能を維持するために必要な消耗品の交換にかかる費用です。

自賠責保険は、交通事故による被害者の救済のために原動機付自転車（原付）を含むすべての自動車に加入が義務づけられている保険です。保険料は法律により決められ、どの保険会社を通じて加入しても保険料に違いはありません。

自動車保険は、保険会社が販売している自動車の任意保険です。自動車保険への加入方法は、代理店である販売店やディーラー、インターネットなどを通じて加入することができます。保険料は、保険会社や条件・補償・付帯サービスの内容によって異なり、補償を手厚くするほど保険料が高くなる傾向にあります。

これらの費用は、安全なカーライフを支えるために必要な費用となります。また、税金や車検など法律で決められていることは、クルマの所有者または使用者の義務であるため、遅滞なく手続きしなければなりません。

クルマにかかる維持費は、車種やクルマの使い方などによって異なるため、一概にいくらかかると明言することはできません。

参考として、一般社団法人日本自動車工業会が公表している「乗用車市場動向調査」を見てみましょう。

一般社団法人日本自動車工業会が公表している「2021年度乗用車市場動向調査」によると、クルマの年間維持費は、次のようになっています。

【四輪自動車保有世帯の年間維持費（2021年）】

クルマの年間維持費の統計を見てみると、〜30万円までで6割強となっています。このことからも、1ヶ月あたり少なくても1万円前後の費用がかかるといえるでしょう。

＜参考リンク＞
一般社団法人日本自動車工業会「2021年度乗用車市場動向調査」

先述の調査によれば、クルマにかかる維持費は1年間30万円までが最も多い結果となっていますが、この金額は決して安いとは言えません。このクルマの維持費を抑える方法はあるのでしょうか。ここからは、クルマの維持費を抑えるために検討すべきことについて紹介します。

自動車保険の条件や補償・付帯サービスを見直すことで、維持費を安くできる場合があります。

自分に合う自動車保険の条件や補償は、時間の経過や環境の変化などによって変わります。また、保険会社の補償内容や条件が、いつの間にか変わっていることもあるため、定期的に保険を見直すとよいでしょう。

ただし、維持費を安くしたいという目的のために、十分な補償を受けられないほど保険の内容を削るのは避けましょう。

自動車保険は、事故の相手、自分や同乗者の安全など、万が一の時のためにかけておくものです。最適な補償・サービスを受けられるよう、保険会社にご相談ください。

税金が安いクルマや燃料代が安く済むクルマなどに乗り換えるのも、維持費を抑えるには効果的です。

毎年納税しなければならない自動車税は、エンジンの排気量によって税額が決まります。そのため、エンジン排気量が小さいクルマや電気自動車に乗り換えることで、自動車税の負担額を抑えることが可能です。

自動車重量税は、クルマの重量に応じて税額が決まる税金で、重量が重くなるほど税額が高くなります。そのため、重量が軽いクルマを選ぶことで重量税を抑えることができます。

燃費性能に優れるクルマを選ぶと、燃料代を抑えられるため維持費も安くなります。また、電気自動車にすれば電気代はかかりますが、ガソリンの値段は気にすることが無くなります。

このように税金や燃料代を抑えられるクルマに乗り換えたり、電気自動車にすることで維持費を抑えることができます。

日産では、税金や燃料代などを安く抑えられるモデルを多数用意しています。主なモデルと燃費を紹介します。

【軽自動車】
・ルークス（WLTCモード燃費：17.5〜20.9km/L）

【コンパクトカー】
・ノート（WLTCモード燃費：23.8〜28.4km/L）
・オーラ（WLTCモード燃費：22.7〜27.2km/L）

【SUV】
・エクストレイル（WLTCモード燃費：18.3〜19.7km/L）

【ミニバン】
・セレナ（WLTCモード燃費：11.6〜20.6km/L）

【電気自動車】
・日産サクラ（一充電走行距離：WLTCモード180km）
・日産リーフ（一充電走行距離：WLTCモード450km※リーフe+バッテリー容量60kWhモデル）
・日産アリア（一充電走行距離：WLTCモード470km※アリアB6バッテリー容量66kWhモデル）

上記は2023年10月時点の情報です。最新の情報は各モデルのWebカタログからご確認ください。

クルマの買い方を見直すのも維持費を抑えるのに効果的です。クルマの主な買い方には、現金一括、分割（ローン）、残価設定型クレジット、サブスク（カーリース）があります。

クルマの維持費がコミコミになっているサブスクであれば、突発的な出費を抑えることができます。日産のサブスク「おまとめプラン」なら、税金・点検・車検・メンテナンス・消耗品交換などが月額利用料に含まれています。また、6つの無償特典がついた自動車保険「日産カーライフ保険プラン」を組み込むことも可能です。

日産のサブスク「おまとめプラン」は、税金・点検・車検・メンテナンス・消耗品交換などクルマの維持費がコミコミになっているサブスクです。

税金の納期や点検の度にまとまったお金を用意する必要がないため、急な出費を抑えることができます。駐車場代や燃料代は月額利用料に含まれていていませんが、燃費が良いクルマ、電動車（e-POWER）、電気自動車を選べば、より経済的にクルマに乗ることができるでしょう。

クルマの維持費は、車種やグレード、自動車保険によって変わるだけでなく、クルマの買い方によっても変わります。

もし、クルマの維持費を少しでも抑えたいのであれば、クルマの乗り換えだけでなく、買い方も改めて検討するとよいでしょう。

クルマの維持にかかる突発的な出費をなるべく抑えたいのであれば、税金・点検・メンテナンス・車検・消耗品交換などがコミコミになっているクルマのサブスクがおすすめです。日産のサブスク「おまとめプラン」なら、クルマの維持費（駐車代や燃料代等を除く）が月額利用料に含まれているため、急な出費を抑えたい人や維持費を抑えたい方におすすめです。

この機会にクルマの買い方から見直し、日産のサブスク「おまとめプラン」で新しいカーライフを始めてみてはいかがでしょうか。