【1-8: 日本車に搭載されたのは82年。最初は装着率は低かった】
日本で本格的4輪ABSが登場するのはいつですか。
日本で本格的ABSを採用したのは、82年に発表されたホンダ・プレリュードからです。
当時は日産も含めどの社も発表段階に入っていて、ホンダが一番最初でしたが、大体同じ時期に相次いで発表しました。名称もALB(アンチロック・ブレーキ)、4WAS(フォーホイール・アンチスキッド)、ESC(エレクトロニック・スキッドコントロール)など様々でした。価格も高く、まだ魅力の安全装備という段階で装着率も低いものでした。ですが私ども日産自動車では、ABSがコントロールセーフティの切り札になると確信し、着々と新しい開発を進めてきたわけです。