SRSエアバッグシステムは衝突に対してどのように有効なのですか。
基本的に衝突時の乗員のエネルギーを吸収して、ソフトランディングさせるということです。
効率良くエネルギーを吸収するには、エアバックが急速に膨らんだ後適度に収縮しなければなりません。SRSエアバッグシステムもガスを抜かなければ、反力が高まり、人間の受けとめる荷重が増してしまうので重傷を受ける可能性もでてきます。
つまり、運転席を例にとると乗員とハンドルの間にあるストローク(距離)を上手に生かして、衝撃エネルギーを吸収し、ソフトランディングさせるのがSRSエアバッグシステムの役目ということなのです。
衝突実験映像
QT Movie; 約260K
--- 前面衝突50km/h(シートベルト、エアバッグ使用時)