「探検コース」と「一般コース」の 分かれ道。この奥に待っているのは、 神秘の世界です。

無数の石柱が上から降ってくる かのような「石の滝」。圧巻です。

人吉ICから、車で約30分のところに「球泉洞」があります。ここ球泉洞は、昭和48年3月に愛媛大学・
探検部によって発見された延長4.8kmの鍾乳洞で、国内3番目の長さを誇る、九州最大の鍾乳洞です。
球泉洞は、約3億年前に海中にあったサンゴ礁が隆起してできたと考えられており、現在も少しずつ
侵食を続けているそうです。とはいえ、進行ペースは年間1ミリ前後･･･当然のことながら肉眼では
分かりません。洞内を歩きながら出会う神秘的な造形は、自然が創り上げた芸術作品そのもの。

鍾乳洞の中は、自然のアートが いっぱい。悠久の時を各所で 満喫できます。

いずれも二酸化炭素を含んだ地下水が一滴、一滴、静かに
石灰岩を溶かしながらできたのですから、本当に気が遠くなる
ような世界です。鍾乳洞はヒンヤリして肌寒いくらいですが、
温度は年間を通して16度。
夏は涼しく冬は暖かいそうです。途中、木箱がたくさん積まれた
箇所があり、よく見ると木箱に色々な苗字が･･･。
そこはオーナー制の「球磨焼酎」の貯蔵庫だったのです。
洞内は、一定の温度で保たれているため焼酎の貯蔵に最適
だそうです。気になる貯蔵のお値段は、3年間1万円から、最大
20年間27,000円。3億年ものの鍾乳洞で自分だけの球磨焼酎を
貯蔵するなんて、ロマンチック＆贅沢ですね！

銀の板に文字を打ち込む作業です。 一文字ずつ打っていきます。

世界にひとつだけのオリジナル シルバーリングの完成です！

人吉ICから、車で約20分のところに「人吉クラフトパーク石野公園」があります。
広い公園内には、木工、陶芸、紙すきなど色々な体験工房の館が並んでおり、今回はシルバー
リング作りに挑戦してみました。最初に指輪の種類を選び、次に指のサイズを測ります。
そして、いよいよ制作スタート！まず、銀の板に一文字ずつ好みの文字を刻み込みます。
その後＜ヤスリガケ＞といって、接合された指輪にせっせとヤスリをかけていくのですが、これが
結構な力仕事です。
でもこの工程で力を抜くと、後で輝きに差が出ると聞き、必死でがんばりました。

ヤスリガケの作業中。ここで 手を抜くと輝きに差が出る ため、真剣そのものです。

次に＜磨き出し作業＞。ここで、ピカピカの艶が出てきます。
指輪が輝き始めた瞬間、さっきまでの疲れはどこへやら、すっかり
作業に夢中になっていました。そして仕上げの＜研磨＞へ。
丁寧に研磨剤で磨いていくと、もう惚れ惚れするような綺麗な
シルバーリングが出来上がります！
最後に水で洗って、世界にたったひとつのオリジナルシルバー
リングの完成です！
たった1時間でこんなに素敵なオリジナルシルバーリングが出来る
なんて、本当に驚きでした。結婚指輪を作りにくる方もいらっしゃる
そうですが、納得です。人吉クラフトパークでは、銀細工をはじめ、
ペットボトルなどを使った多彩な手作り体験が楽しめたりと、
ファミリーにもおすすめ。
夏休みの宿題で困ったときなど、ここに来れば親子でユニーク
な作品作りが楽しめること間違いなしです。