日常点検
日常点検とは
安全で快適なカーライフを送るためには、日頃からおクルマの状態を知っておくことが大切です。
点検の内容も、簡単に行えるものになっています。
日頃の点検の積み重ねが、おクルマのトラブルを未然に防ぐことにもつながります。
日常点検は法律で定められた点検です。
ドライバーが自己の管理責任において、おクルマの使用状況、運転時の状態、走行距離などから実施の時期や必要性を判断して行います。
点検の際に異常が発見された場合は、日産のお店にご相談ください。
日常点検方法
STEP1 エンジン/モータールームをのぞく
フード(ボンネット)の開け方
フード(ボンネット)は、ハンドル下のオープナーで解錠、しっかり止めてください。
エンジン/モータールーム<ガソリン車>
一つひとつのチェックは、難しくありません。点検は目視が基本です。オイルチェック以外は、いじらないこと。キャップを開けて、閉め忘れたりといったトラブルを防ぐためにも、「目で見てチェック」を守りましょう。
- ※ボンネットを開けるときは、エンジンを停止させてください。
特にウィンドウォッシャー液とエンジンオイルの点検は、エンジン停止後10分以上経過してから行ってください。 - ※車種によって配置が異なる場合があります。詳しくは取扱説明書の「サービスデータ」をご覧ください。
点検箇所
ブレーキ液
リザーバータンクの液面が上限(MAX)と下限(MIN)の間にあるか確認します。
バッテリー
バッテリーの液面が上限(UPPER)と下限(LOWER)の間にあるか確認します。バッテリーは外見から変化がわかりにくいため、気になることがあれば日産のお店にご相談ください。
おすすめの『ストロングXシリーズ』ならインジケーターを見るだけで簡単に確認できます。
エンジンオイル※1
ボロ布やキッチンペーパーを使い、オイルレベルゲージを引き出して、一度キレイに拭いてから、もう一度いっぱいまで差し込み抜いてチェック。オイルの量がLとHの間にあればOK。
※1 電気自動車は不要です。
※エンジンが停止している状態で10分以上経過し、冷めているのを確認してから行ってください。
冷却水/空調ヒーター液※2
液が冷えているときにリザーバータンクの冷却水/空調ヒーター液が、上限(MAX)と下限(MIN)の間にあるか確認します。
※2 空調ヒーター液は電気自動車のみです。
ウィンドウォッシャー液
ウォッシャータンクの液量が十分かどうか確認します。
STEP2 クルマのまわりを見る
点検箇所
タイヤの空気圧(スペアタイヤ含む)
タイヤの接地部の状態を見て、極端にたわんでいないか確認します。
タイヤの表面
タイヤに亀裂や損傷、異常摩耗がないか、溝の深さは十分か、スリップサインが出ていないか確認します。
ライト・ウィンカー
ライトやウィンカーが正常に作動するか、と同時に レンズに汚れが無いかも点検します。
ブレーキランプやテールランプの確認は、誰かに見てもらうか、後方の壁に反射させるのも手です。
STEP3 運転席に座る
点検箇所
パーキングブレーキレバーの引きしろ(踏みしろ)※1
パーキングブレーキレバー(またはペダル)を戻した状態から、いっぱいに引いた(踏んだ)とき、引きしろ(踏みしろ)が多すぎたり少なすぎたりしないか確認します。
エンジンのかかり具合※1
エンジンをかけたときに、スムーズにかかるか、異音などがないか確認します。
ブレーキペダルの踏みしろ
エンジンをかけ、2~3回ペダルを踏み込んでみて、ふみ応えが柔らかく感じないか、床板とのすき間が少なくなっていないかを確認します。
ウィンドウォッシャー液の出る方向
ウィンドウォッシャー液の噴射の向きと高さを目視で確認します。
ワイパーの拭き※2
ワイパーを作動させたとき、フロントガラスをキレイに拭き取るか確認します。
※1電気自動車は不要です。
※2ガラスが乾いているときは、ウィンドウォッシャー液を噴射させてからワイパーを作動させてください。
STEP4 ゆっくり走らせる
ブレーキの効き具合
点検が終了して出発する際に、一度ゆっくりブレーキをかけて、ブレーキの効き具合を確認します。
エンジン/モーターの低速、加速の状態
ガソリン車はエンジンを暖機させた状態で回転にムラがないか、アクセルペダルを踏んでも加速が困難だったりしないか点検します。
電気自動車は走行可能表示灯が点灯した後で、アクセルペダルを踏んでも加速が困難だったりしないか点検します。
プロが行う日常点検
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