オートポリス
2019年 9月7日(土) ~ 8(日)
参加者
- 藤森 翼福岡日産自動車販売会社
- 友池 聡福岡日産自動車販売会社
- 市村 隆志日産プリンス福岡販売株式会社
- 川副 泰弘株式会社日産サティオ佐賀
- 澤田 大海日産プリンス長崎販売株式会社
予選レポート
9月7日(土)
天気:曇り 気温:28℃
午前の公式練習を無事に終えた56号車は、順調に準備を進めて午後の予選を迎えた。気温が予想より低くタイヤの摩耗が激しくなる状況でも、Q1担当のサッシャ選手はタイヤを温存しつつ、1.46.041という好タイムで15位に入りQ1を乗り越えた。
GT500クラスのQ1を挟み、GT300クラスのQ2がスタート。Q2担当の平峰選手は、64kgというウェイトハンデを抱えつつも、そのハンデを感じさせない走りを見せ、1’45.409というタイムを叩き出した。タイヤのコンディションを考えて念入りにタイヤを温め1ラップで好タイムを出すという、ドライバー2人のチームワークの良さが現れたレース運びとなった。その結果9位に入り、決勝への良いスタートを切った。
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決勝レポート
9月8日(日)
天気:曇り/雨 気温:28℃
決勝は混乱の多いレースとなった。レース途中に雨によりコースがドライからウェットに変わったため、各チームはタイヤの選択に悩まされた。公式練習走行を終えた56号車は、1番手の平峰選手の好調な走りで2位に順位を上げるが、急な雨により他車がスリップし、セーフティーカーが入ってしまう。後続車との差を広げていた56号車だったが、ここで一気にアドバンテージを失った。セーフティーカーが入る前にピットインしてタイヤ交換をしたチームがいたことにより、一時ピット前が大混乱となる一幕もあった。レース途中、56号車はウェットタイヤに交換するためピットインを余儀なくされ、コースに戻った時には16位まで順位を落としてしまった。
2番手のサッシャ選手は、16位からのスタートでも諦めず上位を狙ったが、セーフティーカーが入ったことにより思うように順位を上げることはできなかった。セーフティーカーが外れた時にはすでに残り18ラップとなっていたが、サッシャ選手の冷静かつ情熱的なドライビングにより、ウェットコンディションにも関わらず1’47.851というとても速いタイムを叩き出す。そこからは10秒差もあった先行車にわずか1周で追いつく見事な走りで、1周するごとに順位を上げた。最終ラップでも1台を追い抜き、見事8位でチェッカーを受けた。
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整備士インタビュー
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藤森 翼
福岡日産自動車株式会社
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友池 聡
福岡日産自動車販売会社
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市村 隆志
日産プリンス福岡販売株式会社
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川副 泰弘
株式会社日産サティオ佐賀
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澤田 大海
日産プリンス長崎販売株式会社
KONDO Racingのコメント
参戦1年目の日産メカニックチャレンジプロジェクトGT300 56号車は、今シーズンシリーズランキングでトップ争いを視野にいれた戦いを展開してきました。このオートポリス戦でもTSメカニック、日産自動車大学校の学生たちはKONDO RACINGの一員として全力で戦ってくれました。今では走行時のレースタイヤ準備、交換、整備業務等にTSメカニックはチームの一員としての重責を担う存在になってきています。
チームは最終戦もてぎ大会でのシリーズタイトルを目指し、戦い続けます。
平峰選手のコメント
今大会はハンディウェイトでフリー走行から車は重く感じていましたが、予選は9番手。ポイント圏内を争えるだけのスピードがある事が分かりました。決勝日はスタートして数周は晴れていたのですが、途中から雨となり難しいコンディションとなりました。何とか車が滑る中Sacha選手に交代しスリックタイヤでコースへ復帰。初めはまだコースは濡れている状況でしたが、後半にライン上だけ乾き始め好ペースで8番手まで追い上げてフィニッシュ。最終戦も諦めずにベストを尽くしたいと思います。
サッシャ選手のコメント
とてもトリッキーな週末だった。フリー走行から、路面状況があまり良くなくて難しいコンディションでしたが、ポイント圏内で争えるだけのスピードは十分にあり、予選は9番手。スタートはKazuki (平峰選手)に行ってもらって、僕は2 Stint目を担当しました。路面が濡れている中スリックタイヤでコースへ復帰し、何周かヒヤッとすることはあったが、後半に路面が乾き始めウェットタイヤで苦しんでいる車を沢山抜けた。最終的には、8位でゴールしポイントも取れました。皆さん、いつも応援有難うございます。引き続きチームとKazukiとベストを尽くしていきます。応援、よろしくお願いします。
米林エンジニアのコメント
今大会はハンディウェイトで重い車を考えハードタイヤで予選を走って9位となりました。ただ決勝レースのスタート時に天候判断が厳しい状況の中、ドライタイヤを選択し決勝に臨みましたがSCのタイミングも厳しい状況でした。そのようなレース展開後半、サッシャ選手はウエット路面をドライタイヤで追い上げ他車より約10秒速いペースで追い上げ8位となりました。