富士スピードウェイ
2019年 8月3日(土) ~ 4(日)
参加者
- 竹内 幸司青森日産自動車株式会社
- 平松 賢也新潟日産自動車株式会社
- 黒田 優太日産プリンス埼玉販売株式会社
- 大野 勇輝千葉日産自動車株式会社
- 折笠 利幸神奈川日産自動車株式会社
- 岩隈 一玄日産プリンス神奈川販売株式会社
予選レポート
8月3日(土)
天気:曇り 気温:31℃
午前の公式練習を無事に終えた56号車は、順調に午後の予選を迎えた。
Q1担当の平峰選手は、Round.2ポール・ポジションを獲得した得意な富士を舞台に素晴らしい走りを見せた。ライバルたちが軒並み高タイムを叩き出す中、コースインしてから僅か3周目で1’37.521のトップタイムをマーク。その後追いつくライバルもなく、平峰選手はQ1を見事トップ通過してみせたのだった。
GT500クラスのQ1を挟み、GT300クラスのQ2がスタート。開幕戦以来となるQ2担当のサッシャ選手も素晴らしい走りを見せ健闘したが、惜しくも6番手で予選を終えた。しかし、上位10台中で最も重い54kgものウェイトを載せた上での6番手は大健闘であると言える。2人のドライバーの相性の良さ、メカニックが仕上げた最高のマシン、連携した強いチームワークがあるからこそ成せた予選であったと振り返る。
KONDO Racing Teamのサイトに遷移致します。
決勝レポート
8月4日(日)
天気:晴れ 気温:33℃
前日の予選で好タイムをマークしていた56号車であったが、夏の長距離レースで重いウエイトハンデを抱えることは厳しく、決勝レースではかなりの苦戦を強いられた。セーフティカーの導入でPITのタイミングが計画通りに行えなくなったり、残り4周での最終コーナーで他チームとの接触でスピンしてしまったりと、アクシデントが色々とあったが、チーム全員の頑張りでGT-R勢では最高位の7位でチェッカーを受けた。
Round.5富士500mileの特別ルールにより、7位だと通常4ポイントのところ5ポイントを獲得しドライバーランキング2位に浮上、シリーズチャンピオンへ望みを繋げた。4.5ポイント差で1位の55号車を追いかける。
今回の結果を受けSUGOの公式テストにも参加した56号車のこれからの活躍に期待したい。
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整備士インタビュー
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竹内 幸司
青森日産自動車株式会社
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平松 賢也
新潟日産自動車株式会社
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黒田 優太
日産プリンス埼玉販売株式会社
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大野 勇輝
千葉日産自動車株式会社
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折笠 利幸
神奈川日産自動車株式会社
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岩隈 一玄
日産プリンス神奈川販売株式会社
KONDO Racingのコメント
シリーズ折り返しとなる第5戦富士戦、真夏の厳しい500マイル(800km)の長距離の戦いとなった。
6名のTSメカニック、日産自動車大学校学生と共にKONDO RACINGは、56号車リアライズ日産自動車大学校GT-Rのマシンセットアップ、タイヤ選択に注力し、4ピットストップ、5スティントのレース戦略をたて、平峰選手、サッシャ選手は予選6位から決勝レースに臨んだ。
予想通り決勝レースはタイヤに厳しい展開となり、ピットストップ毎にチームの一員として活躍するTSメカニック達はタイヤ準備のバックアップ作業に集中して戦った。
レース展開としては他車のアクシデントで入ったセーフティーカーのタイミングで、先にピットインしたライバルが上位となる結果となり、56号車リアライズ日産自動車大学校GT-Rは7位となった。
NISSAN MECHANIC CHALLENGEプロジェクトは初年度ながらシリーズランキング2位となり、後半戦に突入する。
平峰選手のコメント
昨年度までのスーパー耐久参戦からKONDO RACINGでこのプロジェクトのドライバーとして参戦していますが今年はスーパーGTという最高峰のカテゴリーなので1戦、1戦が全力でのチャレンジです。
この富士戦でもQ1でトップタイムもマークできたので、サッシャと共にこの強いチームでシリーズチャンピオンを目指します。
米林エンジニアのコメント
真夏の今大会はタイヤに厳しいレースなので、第2戦富士戦のデータをもとにマシンセットを決め、4ピット5スティントの戦略で決勝レースに臨みました。
平峰選手もサッシャ選手も速いドライバーなので、後半でラップタイムも安定して速かったですが、運悪く2回目のセーフティーカーが出て先に入った車に先行されました。
結果は7位でシリーズランキング2位ですが、次戦オートポリス戦でもポイントを着実に取り、最終戦もてぎでシリーズタイトル争いに臨みたいと思います。