富士スピードウェイ
2019年 5月3日(土) ~ 4(日)
参加者
- 井上 和也東京日産自動車販売株式会社
- 小館 隆晃東京日産自動車販売株式会社
- 芳賀 良太日産プリンス東京販売株式会社
- 倉持 氷河日産プリンス東京販売株式会社
- 鶴田 悦史神奈川日産自動車株式会社
- 川村 道彦日産プリンス静岡販売株式会社
レース総評
開幕戦からおよそ3週間。
令和初のSUPER GTとなるSUPER GT Round.2「FUJI GT 300」が5月3日(金)、4日(土)に静岡県の富士スピードウェイで開催された。史上最大10連休のゴールデンウィークということもあり、多くの人が観戦に訪れた。
初日は午前は曇っていたが、午後は晴れとなった。ノックアウト予選(Q1)ではサッシャ・フェネストラズ選手が走行。サッシャ選手は積極的な走りを見せ、二番手という好タイムで次の平峰一貴選手に繋いだ。ノックアウト予選(Q2)、平峰選手はサッシャ選手のパフォーマンス応えるかのように、二位以下に約0.3秒の差をつけるスーパーラップを記録し、ポールポジションを獲得。
ポールポジションとは、予選で最速のラップタイムを記録したドライバーだけが得ることのできるポジション。ポールポジションの獲得は、本戦で有利な位置でスタートできることを意味する。チームは富士で最速を証明。それと同時に本戦への期待が大きく膨らんだ。
4日(土)の決勝は、開幕戦と同様に、雨天でのスタートとなった。前日の予選でポールポジションを取った56号車は、順位を一つ下げるが、3位以下にリードを作る快走を見せる。しかし、雨足はさらに強くなり、13ラップ目で赤旗レース中断。ここまでのマージンを失ってしまう展開となる。
その後、雨足が弱まりレース再開。多少の順位変動はあったものの、56号車は順調にレースを進めていく。終盤まで表彰台の位置をキープしていた56号車だが、最終局面で後走車両に抜かれ、4位でフィニッシュとなった。テクニカルスタッフ(以下、TS)たちはチームメンバーと共に決勝での2度のピット作業をミスなくこなし、この結果に大きく貢献した。
今回のレースでは、優秀なメカニックに贈られる「ZF Award」を56号車が獲得。KONDO Racingに所属するメカニック、日産自動車大学校の学生、そしてTSたちの活躍が称えられた。
今回参加した6名のテクニカルスタッフ(以下、TS)は、第1戦と同様にレースの一週間前からチームに合流。今回もレースの結果に大きく貢献した。さらに、6名のTSのうち2名はKONDO Racingの提案によりGT 500クラスにも参加。挑戦の幅を広げている。
KONDO Racing Teamのサイトに遷移致します。
整備士インタビュー
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井上 和也
東京日産自動車販売株式会社
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小館 隆晃
東京日産自動車販売株式会社
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芳賀 良太
日産プリンス東京販売株式会社
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倉持 氷河
日産プリンス東京販売株式会社
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鶴田 悦史
神奈川日産自動車株式会社
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川村 道彦
日産プリンス静岡販売株式会社
KONDO Racingのコメント
56号車は新しいチームでありながらも、KONDO Racingのプロメカニックと日産販売会社のテクニカルスタッフ(以下、TS)、そして日産自動車大学校の学生のコンビネーションが非常に良かった。レースウィークの月曜からスタートする整備活動は円滑に進み、「全員がチーム」の認識を全員で共有しながらサーキットに向った。そして予選。56号車はサッシャ・フェネストラズ選手、平峰一貴選手の好走により参戦2レース目にして初のポールポジションを獲得した。2戦目でのポールポジション獲得はチームに自信をもたらし、TS、日産自動車大学校学生のモチベーションを高めた。決勝レースでは他車との激しい上位争いを繰り広げたが、チームが想定していたよりも涼しい天候だったためタイヤパフォーマンスを十分発揮できず、4位となった。