岡山国際サーキット
2019年 4月13日(土) ~ 14(日)
参加者
- 真鍋 博勧北見日産自動車株式会社
- 東江 恭弥愛知日産自動車株式会社
- 山崎 大貴京都日産自動車株式会社
- 松田 洋日産大阪販売株式会社
- 大坪 正法奈良日産自動車株式会社
- 北東 良祐和歌山日産自動車株式会社
レース総評
SUPER GTの開幕戦となるRound.1 OKAYAMAが4月13日(土)、14日(日)に岡山県の岡山国際サーキットで開催された。
1994年から始まり、四半世紀続くSUPER GT。国産車だけでなく輸入車も参加し、駆動方式や性能の異なる多種多様な車が入り乱れて混戦となるのがこのレースの大きな魅力である。この特徴的な雰囲気に惹きつけられ、年間37万人以上もの観客がサーキットに足を運ぶ。
KONDO Racingと日産自動車大学校の学生によって行われてきた人材育成プロジェクトに日産販売店のテクニカルスタッフ(以下、TS)が加わり、新たなメカニックチャレンジが始動。この日本のモータースポーツを牽引する大会、SUPER GTへのTSたちの挑戦が始まった。
今回参加した6名のTSは、一週間前からレーシングチームに合流。横浜のファクトリーでレース車両の事前整備・搬出を行い、この日に備えてきた。
13日(土)朝、TSたちはKONDO Racingのメカニックと共に会場でピット設営や本番に向けた車両調整を行い、最終準備を終えた。午後、ノックアウト予選(Q1)、続いてノックアウト予選(Q2)が行われた。程好い緊張が漂う中、当チームの車両、56号車はリラックスした好調な走りでレースを終え、結果は29チーム中8位。決勝に向けてまずまずのポジションを獲得して開幕戦初走行を終えた。
14日(日)の決勝。太陽が姿を見せていた予選と打って変わって、レース開始前から天候が優れず、スタートが近づくにつれて雨足も激しくなる。雨のコンディションに合わせてタイヤタイプやマシンのセッティングなどをレース前のわずかな時間で調整していく必要がある。慌ただしい中でもTSたちはKONDO Racingに所属するメカニックと共に冷静に作業を行なっていく。その甲斐もあり、多くのGT300車両がクラッシュやスピンといったアクシデントに見舞われ、前を走る車両が雨を跳ね上げ視界が悪い中でも、56号車は着実に走行。5位でフィニッシュという結果を収めることができた。
次回のRound.2は、令和初のSUPER GTとなる「FUJI GT 300」。新たに参加するTS6名の活躍が期待される。
KONDO Racing Teamのサイトに遷移致します。
整備士インタビュー
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真鍋 博勧
北見日産自動車株式会社
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東江 恭弥
愛知日産自動車株式会社
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山崎 大貴
京都日産自動車株式会社
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松田 洋
日産大阪販売株式会社
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大坪 正法
奈良日産自動車株式会社
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北東 良祐
和歌山日産自動車株式会社
KONDO Racingのコメント
7年間、KONDO Racingは日産自動車大学校の学生達と共同プロジェクトを行ってきた。2019年、このプロジェクトは、全国の日産販売会社のテクニカルスタッフ(以下、TS)が加わってより充実した人材育成を目的とするモータースポーツプログラム「NISSAN MECHANIC CHALLENGE」として生まれ変わった。岡山国際サーキットで開かれた開幕戦では、KONDO Racing、TS、そして日産自動車大学校の学生が協力しながら表彰台を目指し全力でレースに臨み、チームワークを最重要と考えるチームとしては狙った通りの体制となった。そしてチームからのTSへの期待は高まることとなった。KONDO Racingは平峰一貴選手、サッシャ・フェネストラズ選手の2名の期待の若手を起用。GT500クラスよりも激しいと言っても過言ではないGT300クラスへの挑戦を開始した。開幕戦は雨のコンディションの中、予選8位、決勝5位という、新規チームとしては手応えのあるポジションを獲得し、レースを終えた。