どのようにお客さまと接し、
信頼を得るようにしていますか?
お客さまのほとんどが整備工場のオーナーさまです。私より年配で、クルマや商品知識にも詳しく、経験も豊富。仕事を始めてまだ3年目の自分が対等に話せる相手ではありません。もちろん知識を得るべく努力をしていますが、自分を無理に大きく見せようとせず、お客さまをリスペクトする気持ちを忘れないようにしています。ただ新商品については私の方がわかることもありますし、各種商品については利用された方からの情報が入ってきたりもしますので、丁寧にご案内して、少しでもお役に立つことを心がけています。
どのようなときに仕事のやりがいを感じますか?
私は決して人とのコミュニケーションが得意なわけではありません。ただクルマが大好きで、学生時代はガソリンスタンドでアルバイトをしていましたし、大学ではクルマのエンジンを研究していました。こうした経験を生かして、共通する話題を探し、お客さまと親しくなるようにしています。少しでも親近感をもっていただき、雑談のなかからニーズを汲み取ることができれば、お客さまに喜んでいただける提案もできるようになります。そうなればどんどん仕事も面白くなって、やりがいにもつながっていくと思います。
仕事をするうえで大切にしていることは
何ですか?
お客さまに対して先入観を持たないようにしています。職人気質の方など、伺っても表情が硬く、話をしたがらない方もいらっしゃいます。そうすると苦手意識がわいて足が遠くなってしまいがちですが、そんな方に限って、一度打ち解ければ多くの情報をくださったり、ずっと長いお付き合いをしてくださったりします。先入観で「この人とは合わない」と敬遠してしまってはもったいない。直球勝負でいくのではなく、最初は周囲にいる社員の方などと仲良くなることから始めて、少しずつお声がけしながら、適切なタイミングでお客さまのニーズにお応えすることを積み重ねて、次第に良い関係になれるよう心がけています。
心に残る仕事上のエピソードはありますか?
新商品に関しては、お客さまも興味はあるものの、商品導入のタイミングがなかなかつかめないということが多いように思います。商品はどんどん進化しているので、これまでより良くなった商品の価値を知っていただき、こちらから提案することが良いきっかけとなって商品を購入していただき、その後も継続して納入できているのは自信につながりました。またお客さまに信頼していただいて、「浅田セレクトの商品を並べて欲しい」と言われて、店頭の一角を私がオススメする商品で揃えさせてもらえたことも非常にうれしい出来事でした。
就職活動中の方に向けてメッセージを
お願いします。
毎日忙しいなかで就職活動をしなければいけませんが、できるだけ多くの会社を見て比べると良いと思います。そうすれば自分が何を大切にして仕事をしたいのか、何が譲れないのかがわかってきます。私はやっぱりクルマが好きで、クルマに関わる仕事をしたかったことが、この会社を選ぶ大きな理由となりました。今は社内の人たちや整備工場のお客さまと日々、大好きなクルマについて語ることができ、高い専門性や知識を習得することができるので、それが仕事へのモチベーションにつながっています。