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リコール届出番号 |
3024 |
リコール開始日 |
2012年9月14日 |
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基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因 |
@ディーゼルエンジン搭載車において、エンジンルーム内の遮音材の固定方法が不適切なため、ブレーキ配管の組付け角度によっては、ブレーキ配管により遮音材がエンジン側に押されているものがあります。そのため、そのままの状態で使用を続けると、エンジンの熱により遮音材が軟化して更にエンジン過給器に近づくものがあり、最悪の場合、過給器の熱により遮音材が焼損するおそれがあります。
Aディーゼルエンジン搭載車のDPF(ディーゼル粒子状物質除去装置)のエンジン制御コンピュータにおいて、PM(黒煙等からなる粒子状物質)除去の制御が不適切なため、短時間の走行を繰り返した場合、PMが多量に堆積するものがあります。また、PMが多量に堆積して再生禁止領域に達しているにも関わらず制御が不適切なため、自動再生(捕集した粒子状物質の燃焼除去)が行なわれます。そのため、そのままの状態で使用を続けると、PMが多量に堆積した状態で自動再生が行なわれてDPFが高温となり、最悪の場合、DPFが破損して黒煙が排出されるおそれがあります。
Bディーゼルエンジン搭載車の吸気ダクトにおいて、当該ダクトの強度が不足しているため、当該ダクト固定用のクランプ部に応力が集中して亀裂が発生し、吸入空気、ブローバイガスが漏れるものがあります。そのため、エンジン警告灯が点灯して、加速不良に至るおそれがあります。
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改善の内容 |
@当該遮音材を固定するブラケットを追加するとともに、インシュレータの部分焼損、または、ブレーキ配管の溶損が認められる場合は、当該インシュレータ、または、当該ブレーキ配管を新品と交換します。
A当該エンジン制御コンピュータのプログラムを修正するとともに、DPFを点検して損傷のおそれがある場合には、DPFを新品と交換します。
B当該ダクト、および、当該クランプを対策品と交換します。
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・リコール対象車の含まれる車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれております。 また、リコール対象車の含まれる車台番号範囲であっても、上記@〜B全てが該当しない車両も含まれて おりますので、詳細につきましては、お買い求めの販売会社までお問い合わせ下さい。
・リコール対象車の製作期間は、ご購入の時期とは一致しておりません。
・車台番号は、車検証に印刷されております。
型式 |
通称名 |
リコール対象車の
含まれる車台番号の範囲 |
リコール対象車の
製作期間 |
リコール対象車の
台数 |
備考 |
LDA-DNT31 |
エクストレイル |
DNT31-000009
〜DNT31-300410 |
平成20年8月20日
〜平成24年7月30日 |
17,864台 |
@16,976 A17,864 B4,443 |
(計1型式) |
(計1車種) |
(製作期間全体の範囲)
平成20年8月20日〜平成24年7月30日 |
合計 17,864 台 |
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