車間制御中に先行車の減速度合いが大きい場合や他車の割り込みなどによって、十分な減速ができない状態で先行車に接近したときは、次のようにブザーとメーター内のディスプレイの表示によって運転者に注意を促します。
この場合は、ブレーキを踏んで減速し、適切な車間距離を確保してください。
先行車に接近し、車間距離が十分でないと判断されるときはブザーが“ピッ、ピッ、ピッ、ピッ…”と鳴り、メーター内のディスプレイの先行車検出表示、車間設定表示が点滅します。
注意
警報ブザーが頻繁に鳴るような状況では、インテリジェントクルーズコントロールを使用しないでください。
短い車間距離でも、次の場合には警報が作動しないことがあります。
先行車との相対速度が小さいとき(ほぼ同じ速度で走っているとき)
先行車の方が自車より速いとき(車間距離が次第に離れていくとき)
料金所や渋滞の最後尾で停車中の車両や、自車速より極端に車速が遅い車両に対しては警報が作動しません。
道路形状(カーブ路、カーブの出入り口、車線規制や工事中などで車線の幅が狭くなっている道)や、自車および周辺車両の状況(ハンドル操作、車線内の位置、事故や故障で走行が不安定な場合など)によっては、一時的に隣車線の車両や、車道脇に設置されている物体などを検出して、接近警報が作動する場合があります。