出合い頭・一時停止・信号機の注意ガイドの表示を設定できます。この機能は、VICS(ビーコン)対応キット◎の接続が必要です。道路上にDSSS(Driving Safety Support Systems)用の光ビーコンが設置されている場合に、出合い頭、一時停止、信号機および停止車両の情報を受信すると、走行状況や交通環境に応じて必要性を判断し、音声と画面表示で注意ガイドをします。注意ガイドの必要性は、ナビゲーションシステムで判断しているため、必ずしも常にガイドするものではありません。
光ビーコン系注意喚起設定がONのときにVICS(ビーコン)対応キット◎がDSSS用光ビーコンとの通信ができるようになり、注意ガイドができる状態になります。
注意
常に実際の交通状況や交通規則・標識などに従って注意してください。
DSSSとは?
DSSSはDriving Safety Support Systemsの略です。道路とクルマが連携し(路車協調)、交通事故の低減を目指すシステムで、警察庁とその所管法人である社団法人新交通管理システム(UTMS)協会が推進しているプロジェクトです。DSSS用光ビーコンによるサービスは、2014年2月1日現在、東京都と神奈川県の全17交差点で実施しております。DSSS用光ビーコンの設置箇所につきましては、警察庁のホームページ(http://www.npa.go.jp/)で公開されています。
以下のような条件などでは、ガイドしないことや、ガイド内容が実際の状況と異なることがあります。
VICS(ビーコン)対応キット◎の上に物を置いたり、窓が汚れたりしていて、DSSS用光ビー コンとの赤外線通信が遮られたとき。
DSSS用光ビーコンが木の葉や雪などの付着により遮られたとき。
DSSS用光ビーコンの受光部に太陽光などが入射したとき。
DSSS用光ビーコンの通信エリアに駐停車車両がある、または機器メンテナンス作業などによって、通信できないとき。
DSSS用光ビーコンに誤作動、異常、故障などがあり、誤った情報が車両に提供されたとき。
前方のわき道車両や信号待ち車両の存在を検出する路上に設置したセンサーが、環境条件変化などによって、検出機能が低下し、車両の未検出や誤検出が発生した、またはDSSS用光ビーコンを通過してから、ガイド対象地点に進むまでに、わき道車両や信号待ち車両の状況が変化したとき。
設定のしかた
ナビゲーション → セーフティガイドの設定 → 光ビーコン系注意喚起をタッチする
が点灯し、出合い頭・一時停止・信号機の注意ガイドが設定されます。
光ビーコン系注意喚起◎のガイドについて
走行中に速度、ブレーキ、アクセルの状態に応じて、以下の注意を音声と画面表示でガイドします。
(1)前方わき道車両
優先道路を走行中に、出合い頭事故の多い見通しの悪い交差点で、見えない位置に車両がいるとき。
(2)前方一時停止
優先道路でない道路を走行中に、出合い頭事故の多い見通しの悪い交差点の一時停止の標識を見落として、そのまま走行しようとしているとき。
(3)前方信号機/前方信号待ち車両
信号機が見づらいなどで赤・黄信号または信号待ちをしている車両を見落として、そのまま走行しようとしているとき。
(4)前方停止車両
カーブ先などの前方の見えにくい位置に渋滞車列が存在しているとき。