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タイトコーナーブレーキング現象
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乾燥した舗装路を4WD状態で走行中、ハンドルをいっぱいに切って旋回するとブレーキをかけたような状態になることがあります。この現象をタイトコーナーブレーキング現象といいます。
この現象は旋回するとき前後輪に回転差が生じるために起きる4WD車特有の現象で異常ではありません。この現象が発生したときはハンドルの操作力が重くなります。
アドバイス
タイトコーナーブレーキング現象が起きるとタイヤのスリップ音や駆動系のきしみ音などが発生することがあります。
知識
4WD車は、2WD車に対し、制動距離が短くなるわけではありません。
砂地などのオフロード走行や脱輪時の無理な操作などにより、前後輪間の回転数差が大きい(車輪が空転する)状態が続くと駆動系部品の油温が上昇します。
この場合、駆動系部品の保護のため、2WDまたは弱4WDになりますが、通常の走行は可能です。ただしスピードは控えめにしてください。
メーター内のディスプレイに「4WDシステム高油温 車両を安全なところに止めてください」という警告が表示されたときは、アイドリング状態でしばらく停車し、表示が消えると2WD状態から復帰し、通常通り走行できます。