- 先の細いお手持ちの工具を布などで覆い、フロントバンパーのカバーの溝に差し込んでカバーを外します。
- 自車および他車のけん引フックにロープを掛け、ロープ中央に30cm×30cm以上の白い布を取り付けます。
- 電源ポジションを切り替えられるときは、ONまたは走行可能状態にして、シフトポジションをNに切り替えます。パーキングブレーキを解除します。
注意
- 走行可能状態以外でけん引されているときは、ブレーキやパワーステアリングの倍力装置が働かなくなるため、極度にブレーキの効きが悪くなったり、ハンドル操作力が重くなりますので注意してください。
アドバイス
- 4輪接地の状態でけん引するときは、電源ポジションをONにしてシフトポジションをNにした状態で行ってください。この車両は、オートP機能が付いているため、電源ポジションがOFFのときは、4輪接地の状態でのけん引ができません。
- けん引中はロープをたるませないように、前の車の制動灯に注意してください。
- けん引フックは他車をけん引するために使用しないでください。
知識
- けん引が終わったら、けん引フックを取り付けたときと逆の手順で取り外します。
- けん引が必要なときは、日産販売会社またはJAFなどのロードサービスに依頼してください。やむを得ずけん引するときは、できる限り短距離の移動のみとしてください。
- 車両が動かなかったり、異常な音がするときは、けん引せずに日産販売会社へご連絡ください。
- 前輪または4輪を持ち上げてけん引してください。12Vバッテリーあがりなどで、シフトポジションがPから切り替えられないときは、前輪が接地した状態でけん引することができません。
- 車両を運搬するときは、前輪または4輪を持ち上げてください。
注意
- 前輪を上げてけん引するときは、電源ポジションをONにしないでください。VDCが作動しブレーキがかかることがあります。
アドバイス
- けん引してもらうときは、速度30km/h以下でできる限り短距離の移動のみとしてください。
- けん引ロープはできるだけソフトロープを使い、バンパーに傷をつけないように注意してください。
後ろ側のフックについて
- 後ろ側のフックは船舶輸送時の固定専用です。けん引やトレーラー輸送時などの固定には絶対に使わないでください。この車で他車をけん引することはできません。
★：車両型式、オプションなどで異なる装備