処置のしかた

  1. ただちに安全な場所に停車します。
    故障したときの対処のしかた

    • ボンネットを開けるときは十分に注意する。

      エンジンルーム内は高温になっているため、やけどなど重大な傷害につながるおそれがあります。

    • 蒸気が出ているときは、ボンネットを開けない。

      やけどなど重大な傷害につながるおそれがあります。

      エンジンを停止し、蒸気が出なくなるまで待ち、ボンネットを開けてください。

    • エンジンが十分に冷えていないときは、ラジエーターやリザーバータンクのキャップを外さない。

      蒸気や熱湯が噴き出し、やけどなど重大な傷害につながるおそれがあります。

    • オーバーヒートしたときは、ただちに安全な場所に車を止めて処置をする。

      そのまま走行を続けると、エンジン故障の原因となり、火災につながるおそれがあります。

  2. エンジンを作動させたままボンネットを開け、風通しをよくしてエンジンを冷やします。

    万一、冷却ファンが回っていないときは、ただちにエンジンを停止し、自然冷却してください。

  3. メータータイプ(A)

    高水温警告灯(赤色表示)が消灯したら、エンジンを停止させしばらく待ちます。

    エンジンが十分冷えてから冷却水の量、ホースなどからの水漏れを点検してください。

    メータータイプ(B)

    水温計がオーバーヒートの範囲より下がったら、エンジンを止めしばらく待ちます。

    エンジンが十分冷えてから冷却水の量、ホースなどからの水漏れを点検してください。

  4. 冷却水が不足しているときは、ラジエーターとリザーバータンクに冷却水を補充してください。

    HR12DEエンジン搭載車(エンジンルーム内の配置図(HR12DEエンジン搭載車)

    HR12DDRエンジン搭載車(エンジンルーム内の配置図(HR12DDRエンジン搭載車)

    HR16DEエンジン搭載車(エンジンルーム内の配置図(HR16DEエンジン搭載車)

    補充後は、しっかりキャップを閉めてください。

  5. メータータイプ(A)

    走行中、再度高水温警告灯(赤色表示)が点灯したときは、手順1~手順4の作業を繰り返し行ってください。

    メータータイプ(B)

    走行中、再度水温計がオーバーヒートの範囲を示したときは、手順1~手順4の作業を繰り返し行ってください。

  6. 早めに日産販売会社で点検を受けてください。

  • 応急的に水だけを補充したときは、早めに日産販売会社で点検を受けてください。

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