ここでは急速充電の手順の一例を説明しており、操作手順や充電にかかる時間は、急速充電器の種類によって異なります。
急速充電は、充電施設に設置された急速充電器を利用して短時間でリチウムイオンバッテリーを充電できます。
この車両には、CHAdeMO(チャデモ)仕様の急速充電器が使用できます。(CHAdeMOとは、日本の電気自動車用急速充電規格です。)
必ずリーフに対応した急速充電器を使用してください。対応していない急速充電器を使用すると、火災や故障などのおそれがあります。
急速充電コネクタは普通充電コネクタよりも重いため、落下させるとケガをしたり、車両又は急速充電コネクタを破損したりするおそれがあります。取り扱いには十分に注意してください。
必ず急速充電器本体の取扱方法に従い、作業を行ってください。間違った操作を行うと、車両又は急速充電器を破損するおそれがあります。
急速充電を開始するには:
セレクトレバー上部のPスイッチを押して、P(パーキング)に切り替えます。
パワースイッチを押して電源ポジションをOFFにします。電源ポジションがONのときは、充電が開始されません。
充電ポートリッドを開きます。 充電ポート をお読みください。
ロック解除レバー及びロックレバーに触れずに、充電ポートと急速充電コネクタの溝を合わせてください。そのまま突き当たるところまでまっすぐに差し込み、急速充電コネクタを軽く手前に引いて、抜けないことを確認してください。
急速充電コネクタを差し込むときは、急速充電ポートに対してまっすぐに根本まで差し込んでください。急速充電コネクタが根元までさし込まれないまま充電を開始すると、リチウムイオンバッテリーが充電されなかったり、充電機器が破損するおそれがあります。
ロックレバーをカチッと音がするまで握ってください。ロック解除レバーが上がって急速充電コネクタがロックされます。
急速充電コネクタが確実にロックされていることを確認してから、急速充電器に表示されている手順に従い充電を開始します。正常に充電が開始するとブザーが2回鳴り、インストルメントパネル上の充電インジケーターの表示が変わります。 充電インジケーター をお読みください。
次の場合は充電が終了します。
充電が完了したとき。
充電時間が60分を経過したとき。
急速充電器に設定されている充電終了時間になったとき。
急速充電は、充電開始時のリチウムイオンバッテリーの残量や気温などにより、充電量が100%になる前に充電が停止する場合があります。
リチウムイオンバッテリーの温度が低い時又は高い時は、充電時間が長くなることがあります。
途中で充電が停止したときは、急速充電器の開始スイッチを再び押すと、充電を再開できます。
充電中は、急速充電コネクタが急速充電ポートにロックされるため、急速充電コネクタを外すことができません。途中で充電をやめるときは、急速充電器に表示されている手順に従って充電を停止し、充電インジケーターで充電が中止されたことを確認してください。充電が中止されると、急速充電コネクタを車両から取り外しできるようになります。
リチウムイオンバッテリーの容量が低下している場合や温度が低い場合は、満充電になっても急速充電器のパネルに表示されている充電量が100%にならないことがあります。
急速充電は、充電量が高くなるほど充電される速度が遅くなります。
充電を終了するには:
インストルメントパネル上の充電インジケーター又は急速充電機本体の表示で、充電が停止していることを確認してください。
ロック解除レバーを押しながら、急速充電コネクタを車両から取り外します。
急速充電ポートのキャップを閉めます。
充電ポートリッドを閉めます。