電源ポジションをONにすると表示します。
電源ポジションをLOCKにしてからしばらくして指針が振れることがありますが故障ではありません。
(1)スピードメーター(速度計)
走行車速を表示します。
(2)タコメーター(エンジン回転計)
1分あたりのエンジン回転数を表示します。
レッドゾーン(赤色表示部)に入らないように運転してください。レッドゾーンではエンジンが過回転となり故障の原因になります。
(3)オドメーター・トリップメーター
オドメーター(積算距離計)
総走行距離をkmで表示します。
トリップメーター(区間走行距離)
[A]と[B]で2種類の区間走行距離をkmで表示します。
トリップ切り替えスイッチを押すごとに[A]と[B]が切り替わります。
リセットするときは0にしたいほうを表示させ、トリップ切り替えスイッチを約1秒以上押します。
バッテリーを外したときは、[A]と[B]の記憶が消去され0に戻ります。
(4)ポジションインジケーター
[A]レンジのときは“A”の表示とギヤポジション位置、[M]レンジのときは“M”の表示とギヤポジション位置を表示します。
また、エンジンの過回転防止検知などにより、変速できない場合は、ポジションインジケーターが点滅します。
(5)燃料計
燃料の残量を表示します。
燃料タンクの容量は約74ℓです。
坂道やカーブなどでは、タンク内の燃料が移動するため、指針が振れることがあります。
(6)水温計
エンジン冷却水の温度を表示します。
オーバーヒートを示したときは、ただちに安全な場所に車を止めて処置してください。そのまま走行を続けると、エンジン故障の原因となり、火災につながるおそれがあります。
オーバーヒートしたときは
(7)車両情報ディスプレイ
車両情報ディスプレイは、以下の情報を表示することができます。
エンジンオイルレベル表示
トランスミッションシステムチェック表示
イルミネーションコントロールレベル表示…イルミネーションコントロール
ドライブコンピューター…ドライブコンピューター
警告表示…警告表示
操作表示…操作表示
クルーズコントロール表示…(1)クルーズ表示灯
エンジンオイルレベル表示
電源ポジションをONにすると、エンジン始動前のエンジンオイルの状態を以下の表示で知らせます。
オイルレベルが正常な場合
「オイルレベルOK」と表示中に選択スイッチ●を押すと、オイルレベルを確認することができます。
「オイルレベルOK」の表示が消えた後やエンジン回転中でもエンジンオイルレベルを確認することができます。
メンテナンス
オイルレベルが低下、レベルセンサーが異常な場合
以下の表示をした場合は、オイルレベルが低下又はレベルセンサーが異常です。適切な処置をしてください。
〈オイルレベル低下〉
エンジンを暖機した後、水平な場所でエンジンを停止し、5分以上経過してからエンジンオイルレベルゲージでオイル量を点検してください。
オイル量が少ない場合は、NHPC又はNISSAN GT-R特約サービス工場でエンジンオイルの補給又は、交換をしてください。
傾斜した場所では、正確にオイル量を測定できない場合があります。
「オイルレベルLOW」と表示したときにオイルレベルゲージでの量が正常な場合は、水平な場所に移動してエンジンを停止し、5分以上経過してから運転席ドアを開け、再度エンジンスイッチをONにします。それでも「オイルレベルLOW」と表示する場合は、エンジンオイルを補給又は交換してください。
〈レベルセンサー異常〉
ただちにNHPC又はNISSAN GT-R特約サービス工場に連絡してください。
トランスミッションシステムチェック表示
エンジン始動後、トランスミッションシステムの正常作動を確認しているときに表示し、数秒間表示後に消灯します。
システムチェック中は、シフトレバーが[P]から動かせません。システムチェック表示が消えてからシフトレバーを操作してください。
システムチェック中にシフトレバーのボタンを押し込むと、システムチェック終了後もそのままシフトレバーを操作することができません。一旦ボタンを離してから再度ボタンを押し込んで操作してください。
冬場などの温度が非常に低い場合は、油圧応答特性変化によりシステムチェックの時間が長くなる場合があります。
また、システムチェック中に“ガシャ”という作動音が聞こえたり、エンジン回転数が低くなることがありますが異常ではありません。