フロントガラス上部のマルチセンシングフロントカメラおよび車両前部のレーダーセンサーにより前方の車両や歩行者、人が乗車している自転車を検知します。
車速約5km/hから作動します。
歩行者・人が乗車している自転車には約10km/h~80km/hの範囲で作動します。
(車速約100km/h以上では停止車両に対しては作動しません。)
衝突するおそれがあると判断すると、警報音(ブザー)とともにアドバンスドドライブアシストディスプレイのインテリジェント エマージェンシーブレーキ表示(接近警報表示)がオレンジ色に点滅します。
運転者の衝突回避操作が不十分で、衝突危険性が高まったときには、アドバンスドドライブアシストディスプレイのインテリジェント エマージェンシーブレーキ表示が赤色の緊急警報表示になり、警報音(ブザー)とともに軽いブレーキがかかります。
さらに衝突の危険性が高まったときには、衝突の直前に強いブレーキがかかります。
次の場合、システムによるブレーキの作動が解除されます。
アクセルペダルを強く踏み込んだとき
ハンドルを大きく、または素早く切ったとき
前方の車両や歩行者、人が乗車している自転車との衝突の危険がなくなったと判断したとき
システムによるブレーキで車両が停止したときは、車両が停止してから約2秒後にブレーキが解除されます。
運転者がハンドルやアクセル、ブレーキを操作している場合は、インテリジェント エマージェンシーブレーキの作動が遅れたり、作動したりしない場合があります。
前方車両と自車の速度の差が小さいときは作動しません。
システムによるブレーキが作動しているときは、制動灯が点灯します。
システムによるブレーキ作動中にブレーキペダルを踏んだとき、ブレーキペダルの踏みごたえが変化したり、音や振動が発生したりすることがありますが異常ではありません。また踏力を加えることで、ブレーキ力を増すことができます。
アドバンスドドライブアシストディスプレイを「運転支援」および「プロパイロット」に切り替えると、インテリジェント エマージェンシーブレーキの作動状態をアドバンスドドライブアシストディスプレイ内で確認することができます。
詳しくは、アドバンスドドライブアシストディスプレイとは(メインメニュー) をお読みください。