処置のしかた

12V(ボルト)バッテリー仕様の救援車を依頼し、ブースターケーブル(別売り)をつなぎ始動してください。

  1. キースイッチ(電源ポジション)をOFF又はLOCKにします。

  2. エンジンカバーを開けます。

    エンジンカバー

  3. ブースターケーブルを次の順番でつなぎます。

    1本目

    • (1) 自車(A)の(あがった)バッテリーの⊕端子
    • (2) 救援車(B)の(正常な)バッテリーの⊕端子

    2本目

    • (3) 救援車(B)の(正常な)バッテリーの⊖端子
    • (4) 自車(A)のエンジン本体(バッテリーから離れたステーなど)


    • ブースターケーブルをつなぐときは、以下のことを必ず守ってください。火花が発生し、バッテリーから発生する可燃性ガスに引火して爆発し、やけどなど重大な傷害につながるおそれがあります。

      • ブースターケーブルを正しい順番と位置でつなぐ。

      • ブースターケーブルを自車(A)のバッテリーの⊖端子に直接つながない。

      • ブースターケーブルの⊕端子と⊖端子を接触させない。

  4. 救援車(B)のエンジンを始動し、エンジン回転数を少し高めにします。

  5. 自車(A)のエンジンをかけます。

    • エンジンをかけるときは、ヘッドランプやエアコンなどはOFFにしてください。

    • エンジンが始動しても、しばらくエアコンやオーディオを使わないでください。

    インテリジェントキー付車

    • エンジンが始動できない場合には、一旦電源ポジションをOFFにして、10秒以上待ってから再始動してください。

  6. ブースターケーブルをつないだときと逆の順番で外します。

  7. エンジンカバーを閉めます。

  8. 早めに日産販売会社で点検を受けてください。

  • バッテリーを充電するときは換気を十分に行い、火気は近づけないでください。バッテリーから発生する可燃性ガスに引火して爆発するおそれがあります。

  • バッテリー液は希硫酸です。目や皮膚に付着すると、失明や炎症など重大な傷害につながるおそれがあります。万一、付着したときは、すぐに多量の水で洗浄し、飲み込んだときは多量の水を飲んで応急処置をしたあと、医師の診療を受けてください。

  • ブースターケーブルのワニグチクリップは、車体に触れたり、他のワニグチクリップと接触しないように注意してください。

  • ブースターケーブルは、エンジン始動時の振動で外れたりしないように、確実につないでください。

  • ブースターケーブルをつなぐときや外すときは、冷却ファンやベルトに巻き込まないように注意してください。

  • 押しがけでの始動はできません。

  • バッテリーはお客さまの車に適合した日産純正部品をおすすめします。詳しくは、日産販売会社にご相談ください。

インテリジェントキー付車

  • バッテリーがあがるとステアリングロックの解除が行えず、電源ポジションが切り替わらなくなります。すみやかにバッテリーを充電してください。