バイオレット
バイオレットGT 1982年 第30回サファリラリー総合優勝車
Download

画像ダウンロード
バイオレットは高い走破性と信頼性の高さをフルに発揮して、1982年(昭和57年)の第30回サファリラリーにおいて、総合優勝をつかみ取りました。この勝利によって、日産自動車は同ラリー史上初の4連覇(1979年~1982年)を達成。クルマだけでなく、ドライバー:シェカー・メッタ、ナビゲーター:マイク・ドウティのクルーとしても、同ラリー史上初の4連覇を成し遂げ、大きなニュースになりました。このマシンのエンジンは、直列4気筒DOHC・1975ccで、230馬力の最高出力をマークしたグループ4仕様のLZ20B型を搭載していました。バランスに優れたシャシーと高出力性、耐久性を兼ね備えたエンジンを持つPA10バイオレットでしたが、この年限りでグループ2/4規定が終了、華麗な戦績を残してラリーカーとしての歴史を閉じました。2009年、「日産名車再生クラブ」が当時のダメージを残しつつレストアし、次世代への継承を図っています。
車両詳細
年式 | 1982年 |
---|---|
型式 | PA10型 |
全長 | 4,080mm |
全幅 | 1,600mm |
全高 | 1,390mm |
ホイールベース | 2,400mm |
トレッド(前/後) | 1,335/1,330mm |
車両重量 | 1,080kg |
エンジン | LZ20B型 (直4・4バルブ DOHC) 1975cc |
---|---|
最高出力 | 169kW(230ps)/7,200rpm |
最大トルク | 245N・m(25.0kgm)/5,200rpm |
サスペンション(前/後) | ストラット/5リンクコイル |
ブレーキ(前/後) | ベンチレーテッドディスク/ディスク |
タイヤ | 185/70SR14 / 195/70SR14( SP52R) |
その他 | 1982年 第30回サファリラリー総合優勝車、S・メッタ/M・ドウティ組、FIAグループ4仕様 |