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1968年(昭和43年)にR381、その翌年にR382で日本グランプリを制覇した日産自動車は、1970年(昭和45年)の同レース3連覇を目指し、新たなレーシングカー「R383」の開発を進めていました。エンジンはR382と同型式のV型12気筒DOHC・5954cc、GRX-II型ながら、最高出力は100馬力アップの700馬力以上(北米のCANAMシリーズ出場を想定したターボチャージャー付き仕様は900馬力)という計画でしたが、1970年の日本グランプリは社会情勢の変化などの理由で中止。それ以降も打ち切りとなり、戦う場を失ったため、R383はレースファンの間では「幻のマシン」と呼ばれます。このクルマは、2006年に大規模な復元作業によってほかのR38シリーズと同様に動態保存への転換を図り、同年の日産モータースポーツファン感謝イベント「NISMO FESTIVAL」で、じつに36年目にして初めて実際に走る姿を披露しました。
車両詳細
年式 | 1970年 |
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型式 | R383型 |
全長 | 4,115mm |
全幅 | 2,030mm |
全高 | 1,080mm |
ホイールベース | 2,400mm |
トレッド(前/後) | 1,497/1,490mm |
車両重量 | 740kg |
エンジン | GRX-III型 (V12・4バルブ DOHC) 5954cc |
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最高出力 | 441kW(600ps)以上/7200rpm |
最大トルク | 627N・m(64.0kgm)以上/5600rpm |
サスペンション(前/後) | ダブルウィッシュボーン/ダブルウィッシュボーン |
ブレーキ(前/後) | べンチレーテッドディスク/ベンチレーテッドディスク |
タイヤ | 4.30-12.25-15/5.50-20.00-15 |
その他 | 1970年日本グランプリ出場予定車 |