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プリンス自工との合併を経た1969 (昭和44) 年2 月、日産の技術の粋を集めた「スカイライン2000GT-R」が誕生しました。ツーリングカーレースを闘うために生まれたこの「GT-R」は、おとなしい外観のセダンボディ* に、打倒ポルシェを期して開発されたプロトタイプレーシングカー「R380」のノウハウを満載した、当時の常識を超えた高性能車でした。特にそのエンジンには、R380 用エンジンを市販車用に再設計した、量産車として世界初の4 バルブDOHC 機構が採用されていました。実戦では、発売から3 ヶ月後の5 月「JAF グランプリ」にてデビューウィン。その後も、熟成開発を重ねながら台頭してくるライバルたちを抑え続け、ついに1972年(昭和47 年)3 月、前人未踏の累計50 勝を達成。同年10 月のワークス活動休止までに通算52 勝という大記録を打ち立てたのです。*1970 年秋からは2 ドアハードトップボディ専用
車両詳細
年式 | 1969年 |
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型式 | PGC10型 |
全長 | 4,395mm |
全幅 | 1,610mm |
全高 | 1,385mm |
ホイールベース | 2,640mm |
トレッド(前/後) | 1,370/1,365mm |
車両重量 | 1,120kg |
エンジン | S20型 ( 直6・4バルブ DOHC) 1989cc |
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最高出力 | 118kW(160ps)/7,000rpm |
最大トルク | 177N・m(18.0kgf・m)/5,600rpm |
サスペンション(前/後) | ストラット/ セミトレーリングアーム( 独立) |
ブレーキ(前/後) | ディスク/ドラム |
タイヤ | 6.45H-14-4PR |
その他 |