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ニッサンR381 は、1968 (昭和43) 年の日本グランプリの「GP レース」に向けて開発されたグループ7 レーシングカーです。日産が大幅に手を入れたシボレー製V8・5.5ℓ OHV エンジンを搭載していますが、最大の特徴は「エアロスタビライザー」という左右分割型可変ウイングで、コーナリング中にイン側のグリップを強化するためにリヤサスペンションと連動して左右が独立して角度変化し、ブレーキング時には左右が連動 して立ち上がる…というユニークなものでした。走行中にぱたぱたと動く羽の強烈な印象から当時「怪鳥」と呼ばれて大きな話題にもなります。GP の決勝レースには本命となる3 台のR381(No.18 高橋国光、No.19砂子義一、No. 20 北野元)と、後方支援として3 台のニッサンR380(No.21 黒沢元治、No.22横山達、No.23 大石秀夫)がエントリーしました。 このクルマは優勝したNo. 20 の実車です。
車両詳細
年式 | 1968年 |
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型式 | R381型 |
全長 | 3,995mm |
全幅 | 1,840mm |
全高 | 845mm(ウィング位置1,265mm) |
ホイールベース | 2,470mm |
トレッド(前/後) | 1,460/1,400mm |
車両重量 | 835kg |
エンジン | シボレー (V8・OHV) 米国ムーンチューン 5461cc |
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最高出力 | 331kW(450ps) 以上/6,000rpm |
最大トルク | 534N・m(54.5Kgf・m)/5,500rpm |
サスペンション(前/後) | ダブルウィッシュボーン/ 上I アーム、下逆A アーム、ダブルラジアスアーム |
ブレーキ(前/後) | ベンチレーテッドディスク( ガーリング社製)/ベンチレーテッドディスク( ガーリング社製) |
タイヤ | 4.75-11.30-15/6.00-13.50-15 |
その他 | 1968年日本グランプリ優勝車、北野元選手、20号車 |