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日産自動車の前身「ダット自動車製造」から1932(昭和7)年に発売され、その後、日本を代表する自動車ブランドとして一世を風靡することになる「ダットサン」。そのラインアップには、乗用車と並んで、当初から商用車(ピックアップトラックとライトバン)がラインアップされていました。ダットサントラックは、ダットサンシリーズ最初期の10型(1932年)から、1935(昭和10)年に大量生産が始まった14型を経て、戦前最終型となる1938(昭和13)年の17T型まで存在し、日本の商店・百貨店・配送業者などに幅広く使用されました。戦前の設計ながら、ピストンはアルミ製、コンロッドはジュラルミン製、クランクシャフトにはボールベアリングを使用するなど、14型の乗用車と同様、先進的なエンジン設計が特長のひとつです。この「14型トラック」は、横浜工場での大量生産が始まった年=1935年式のクルマで、同時に、日産ヘリテージコレクションで最古の商用車です。2016(平成28)年から2年をかけてフルレストアされ、元気に走行できる姿を取り戻しました。
車両詳細
年式 | 1935年 |
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型式 | 14型 |
全長 | 2,790mm |
全幅 | 1,190mm |
全高 | 1,600mm |
ホイールベース | 2,005mm |
トレッド(前/後) | 990/1,026mm |
車両重量 | 580kg |
エンジン | 7型 (直4 SV) 722cc |
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最高出力 | 11kw(15ps)/3,600rpm |
最大トルク | ---- |
サスペンション(前/後) | 横置リーフ/縦置リーフ |
ブレーキ(前/後) | ロッド式ドラム/ロッド式ドラム |
タイヤ | 4.00-24 バルーン(外径表示) |
その他 | 最大積載量:500kg |