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国内ツーリングカーレースにおいて無敵の強さを誇ったスカイライン2000GT-R(PGC10 型)は、4 ドアセダンとして1969 (昭和44) 年に発売されました。翌1970 年(昭和45 年)には、旋回性能向上と軽量化のためにホイールベースを70mm 短縮した2 ドアハードトップ(KPGC10 型)へ進化。リヤに黒いオーバーフェンダーが純正装着されたハードトップ2000GT-R の姿は、こんにちの愛称で「ハコスカGT-R」といえば誰もが思い浮かべる定番として愛されました。純粋レーシングカー・ニッサンR380 用エンジンの技術を遺憾なく投入した2ℓ直列6 気筒・DOHC4 バルブの「S20 型」エンジン、大容量100ℓの燃料タンク、リクライニング機構のないバケットシート、快適装備が省かれたスパルタンな内装などの特徴は、セダンからそのまま引き継がれました。戦闘力を増したハードトップの投入によって、レースではGT-R の勢いに拍車がかかり、1972(昭和47)年3 月、ついに前人未到の累計50 勝を達成。同年10 月のワークス活動休止までに通算52 勝という大記録を打ち立てました。
車両詳細
年式 | 1972年 |
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型式 | KPGC10型 |
全長 | 4,330mm |
全幅 | 1,665mm |
全高 | 1,370mm |
ホイールベース | 2,570mm |
トレッド(前/後) | 1,370/1,365mm |
車両重量 | 1,100kg |
エンジン | S20型 ( 直6・4バルブ DOHC ) 1989cc |
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最高出力 | 118Kw(160ps)/7,000rpm |
最大トルク | 176N・m(18.0kgf・m)/5,600rpm |
サスペンション(前/後) | ストラット/ セミトレーリングアーム( 独立) |
ブレーキ(前/後) | ディスク/ ドラム |
タイヤ | 6.45H-14-4PR |
その他 | 1970年発売、1972年生産終了 |