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1980年代前半は「FF化の時代」でした。乗用車におけるスペース効率の追求は、世界の主な後輪駆動車を次々に前輪駆動へ移行させ、その大半はメカ部分を最小化する「横置きエンジンレイアウト」のFF方式です。日産は1970(昭和45)年の「チェリー」からこの方式に取り組み、1981(昭和56)年発売のスタンザFX/オースターJX/バイオレットリベルタの三兄弟車・T11型は、チェリーの後継「パルサー」に続く日産第二のFF車でした。この後、最量販車サニーやブルーバード、新型車・マーチと、日産から次々に新型FF車がリリースされていきます。オースターは1973(昭和48)年発売のバイオレットに始まる流れに属するものの、この世代からは、どこか欧州車を思わせるクリーンで快活なイメージのミドルクラス車に進化します。このクルマは、110psのCA18Eエンジンを搭載した1800GT-EXです。
車両詳細
年式 | 1981年 |
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型式 | PT11型 |
全長 | 4,340mm |
全幅 | 1,665mm |
全高 | 1,365mm |
ホイールベース | 2,470mm |
トレッド(前/後) | 1,430/1,410mm |
車両重量 | 975 kg |
エンジン | CA18E型 (直4 OHC) 1809cc |
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最高出力 | 81Kw(110ps)/5,600rpm |
最大トルク | 162N・m(16.5kgm)/3,600rpm |
サスペンション(前/後) | ストラット/ストラット(独立) |
ブレーキ(前/後) | ベンチレーテッドディスク/ドラム |
タイヤ | 185/70SR13 |
その他 |