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東京オリンピック前後の1960 年代、まだ多くの人にとって自動車は憧れの対象でしたが、モータリゼーションは着実に進みつつありました。そんな時期に登場したのがニッサン・セドリックです。この「スペシャル」は、1963(昭和38)年に発売された国産初の本格的な大型乗用車で、デビュー前年の昭和37(1962)年、第9 回全日本自動車ショーに出展されて話題を集めました。2825cc、直列 6 気筒OHV の「K 型」 エンジンは115 馬力を発生し、大型乗用車にふさわしい動力性能を誇りました。ボディも堂々たるサイズで、当時のメルセデス・ベンツ220S と肩を並べる2835mm のホイールベースで、広大な室内空間を確保していました。このセグメントは、1965(昭和40)年以降はプレジデント(150 型)へと引き継がれることになります。なお、このクルマは1964(昭和39)年に開催された東京オリンピックにおいて、聖火搬送車の大役を務めたクルマです。
車両詳細
年式 | 1964年 |
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型式 | 50型 |
全長 | 4,855mm |
全幅 | 1,690mm |
全高 | 1,495mm |
ホイールベース | 2,835mm |
トレッド(前/後) | 1,354/1,373mm |
車両重量 | 1,400kg |
エンジン | K型 (直6・OHV) 2825cc |
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最高出力 | 85kW(115ps)/4,400rpm |
最大トルク | 206N・m(21.0kgf・m)/2,400rpm |
サスペンション(前/後) | ダブルウィッシュボーン/ 縦置リーフ |
ブレーキ(前/後) | ドラム/ ドラム |
タイヤ | 6.40-14-4P |
その他 | 聖火懸架装置、ボディーサイドにTOKYO 1964マーク |