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1960年(昭和35年)デビューした初代セドリック(30型)は、日産自動車初となるモノコックボディを採用しました。エクステリアでは縦目4灯式ヘッドランプのデザインが特徴的でした。1900㏄車は、H型88馬力エンジンを搭載し中型車として必要十分なパワーを誇りました。1962年にマイナーチェンジを受けたこの31型の外観で目を引くのは、30型よりも低く安定感のある横目4灯式ヘッドライトです。この横目4灯式は、後の高級車にも影響を与えた斬新なデザインで、話題を集めました。1900カスタムは、ホイールベースが初代よりも60mm伸びて2690mmとなり、国産の中型車では最長クラスを誇り、高い評価を獲得しました。31型は国産車初の前進3段式完全自動変速機(トルクコンバーターAT)の採用による滑らかな走り、室内のゆとりや快適性が向上し、性能も高級車にふさわしいものとなりました。
車両詳細
年式 | 1964年 |
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型式 | H31型 |
全長 | 4,650mm |
全幅 | 1,690mm |
全高 | 1,505mm |
ホイールベース | 2,690mm |
トレッド(前/後) | 1,338/1,373mm |
車両重量 | 1,280kg |
エンジン | H型 (直4・OHV) 1883cc |
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最高出力 | 65kW(88ps)/4,800rpm |
最大トルク | 153N・m(15.6kgm)/3,200rpm |
サスペンション(前/後) | ダブルウィッシュボーン/縦置リーフ |
ブレーキ(前/後) | ドラム/ドラム |
タイヤ | 6.40-14-4P |
その他 |