シルビア

ニッサン240RS 1983年モンテカルロラリー仕様

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1979年(昭和54年)に登場の3代目シルビア(S110型)は、姉妹車として誕生したガゼールも含め、スポーツ&スペシャリティを志向したクルマですが、同時にスーパーシルエットレースやWRC(World Rally Championship:世界ラリー選手権)など、モータースポーツに縁の深いモデルでもありました。この240RSは、WRCへの参戦をにらんで、当時のグループB規定に基づく競技用車両としてS110型シルビアをベースに開発され、グループBの最低生産台数である200台あまりが生産されました。海外での販売を念頭においたため、大半が左ハンドル仕様でした。搭載されるFJ24型2,340ccの自然吸気エンジンは、50Φソレックスキャブレター2基を装着した仕様で240馬力、ワークスカーのFJ24改に至っては275馬力に達しました。優勝こそなかったものの、1983年ニュージーランドラリーで2位、1985年サファリラリーで3位などの戦績を残しています。このクルマは2006年、日産名車再生クラブにより、デビュー戦の1983年モンテカルロラリーに送り出そうという仕様にレストアされました。日産名車再生クラブが初めてレストアしたマシンです。

車両詳細

年式 1982年
型式 BS110型
全長 4,330mm
全幅 1,800mm
全高 1,310mm
ホイールベース 2,400mm
トレッド(前/後) 1,480/1,490mm
車両重量 1,020kg
エンジン FJ24型 (直4・4バルブ DOHC) 2340cc
最高出力 184Kw(250ps)/7,600rpm
最大トルク 250N・m(25.5kg・m)/6,000rpm
サスペンション(前/後) ストラット/4リンクコイル
ブレーキ(前/後) ベンチレーティッドディスク/ベンチレーテッドディスク
タイヤ 200-525-14/220-525-14
その他 240RS:1983モンテカルロ仕様レプリカ