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「フェアレディ」の車名は、1960年(昭和35年)に発売された1200ccエンジンのSPL212型に初めて冠せられたもので、そのルーツは1959年(昭和34年)6月に発売されたダットサン・スポーツ(S211型)にまで遡ります。1000cc・34馬力のS211型 の改良版であるSPL212(1200cc・48馬力)や、SPL213(1200cc・60馬力)が輸出専用であったため、日本での「フェアレディ」の販売は1962年(昭和37年)10月発売のフェアレディ1500(SP310型)からでした。セドリック用の71馬力エンジンを搭載したSP310型 は、1963年5月に行われた第1回日本GP(B-IIクラス)で海外のスポーツカー勢を相手に独走で優勝、日本のスポーツカーのレベルの高さを証明しました。1965年(昭和40年)5月、マイナーチェンジを受けたフェアレディは、1600ccエンジンを搭載しSP311型となりました。エンジンは初代シルビアに初採用されたR型(1595cc・90馬力)を搭載、トランスミッションはポルシェタイプの4速フルシンクロを採用していました。1967 年(昭和42年)3月には、フェアレディ2000(SR311型)の発売時に、インテリアの仕様変更を中心としたマイナーチェンジがあり、同年11月にも米国安全基準適合化を中心とした一部改良が施されました。このクルマは、1600ccエンジン搭載の北米向け輸出仕様SPL311型です。左ハンドル、バンパーがオーバーライダー付となるなど国内仕様とエクステリアの細部が異なっています。
車両詳細
年式 | 1968年 |
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型式 | SPL311型 |
全長 | 3,955mm |
全幅 | 1,495mm |
全高 | 1,325mm |
ホイールベース | 2,280mm |
トレッド(前/後) | 1,275/1,200mm |
車両重量 | 945 kg |
エンジン | R型 (直4・OHV) 1595cc |
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最高出力 | 71kW(96ps)/6,000rpm |
最大トルク | 140N・m(14.3kgm)/4,000rpm |
サスペンション(前/後) | ダブルウィッシュボーン/縦置リーフ |
ブレーキ(前/後) | ディスク/ドラム |
タイヤ | 5.60S-14-4PR |
その他 |