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ピックアップトラックや4WD車のレジャーユース化が浸透していた1980年代半ば、シティユースとオフロードユースの両方を満足できる、現在のSUVに相当するクルマが世界で同時多発的に生まれました。1986年にデビューした日産テラノも、その時代の先駆的なSUVのひとつです。ピックアップトラックD21型をベースとしながらも、フロントにダブルウィッシュボーン、リヤに5リンクサスペンションの採用で悪路走破性と舗装路での快適性を両立し、NDI:ニッサンデザインインターナショナル(現NDA:ニッサンデザインアメリカ)による都会的なスタイリングとあいまって、それまでの武骨な4WD車とは一線を画した斬新なイメージと洗練された実用性で人気を博しました。北米市場では「パスファインダー」の名前で現在も親しまれます。このクルマはデビュー当時のイメージを残す2ドアボディで、パワフルなVG30Eエンジンを積む「V6-3000 R3M」です。なお、車名の「テラノ」はラテン語で「大地」や「地球」を表すTerraに由来します。
車両詳細
年式 | 1990年 |
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型式 | WD21型 |
全長 | 4,365mm |
全幅 | 1,690mm |
全高 | 1,680mm |
ホイールベース | 2,650mm |
トレッド(前/後) | 1,445/1,430mm |
車両重量 | 1,720kg |
エンジン | VG30E型 (V6・OHC) 2960cc |
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最高出力 | 114kW(155ps)以上/4,800rpm |
最大トルク | 248N・m(25.3kgf・m)以上/4,000rpm |
サスペンション(前/後) | ダブルウィッシュボーン・トーションバー/5リンク |
ブレーキ(前/後) | ベンチレーテッドディスク/ ベンチレーテッドディスク |
タイヤ | 215SR15 |
その他 |