携帯電話は運転に支障がないようお使い下さい。

• 運転中に携帯電話を使用することは、片手運転、脇見運転になる場合が多く、思わぬ 事故につながります。そこで日産は携帯電話を使用しているドライバーの皆さんにお 願いしたいことがあります。まず運転中は電源を切って、留守番電話サービスなどを 利用するようにしてください。携帯電話に伝言メモ機能や応答保留機能があれば、そ の機能を活用し、できるだけ運転中の通話は避け、安全な場所に停車してからお話く ださい。そして運転中にあわてて携帯電話を探すことのないよう置場所にも注意して ください。

  日産ではハンドルから手を離さずに通話のできるハンドフリー自動車電話をご用 意しています。

  ※ハンドフリー自動車電話は今のところ装着できる車種が限られています。日産では 多くの車種、携帯電話に対応できる、後付け可能なハンドフリー自動車電話を開発中 です。
  ※ハンドフリー自動車電話を使用しても、安全運転のために通話は手短に済ませてく ださい。

安全運転に欠かせないドライビング・テクニック

まず大切なのはドライビングポジションとブレーキングです。

• ドライビングの姿勢は、ブレーキを目一杯踏んでも脚や手が伸びきらず、ヒジやヒザ に角度がついてやや余裕があるのが正しい姿勢です。ブレーキは、通常は早め早めに 、直前のクルマではなくて、２〜３台前のクルマを見て踏むことが鉄則です。通常走 行時では早過ぎず、ゆっくり過ぎず、グーッと一定に力を入れて一回で一定の力で“ 真綿で締める”ようにと心がけてください。山道のコーナーやスピードの出るコーナ ーでは、やはりコーナーの手前でブレーキをかけるのが原則です。コーナーリング中 は強くブレーキを踏みすぎるとドリフトアウトで外に飛び出してしまうのでご注意く ださい。また低速でのパニックは、出来るだけ空走時間を少なくするため、強くブレ ーキを踏みロックさせることです。逆に高速のパニックではロックさせるとハンドル が利かなくなるので、ロックさせないように踏んでください。濡れた路面では、クル マが当然滑り危険な状態になるのでロックさせないブレーキングが必要です。

ABSを活かすためにも、常に適切にブレーキを踏んでください。

• ABS（アンチロック・ブレーキ・システム）最大の利点は、ハンドルを利かせながら 制動できるということです。ただABSも万能ではなく、タイヤの摩擦の範囲内を超え ることができません。ABSをうまく作動させるにはロック状態にするくらいの踏力で ブレーキを踏むことです。そしてアクティブセーフティー（安全な運転走行の補助） という観点から言うと、常に心の中に急ブレーキを踏まなくてはならない状態がある ことを持つことです。事故を未然に防ぐには、常にパニックに陥ることを予測し運転 することが大切です。さらに緊急時には、適切にブレーキを踏んでください。それが 最も基本的で最善の方法です。

ドライビングポジション

• 正しいドライビングポジションは、ドライビングのループを意識するにあたって「情 報」が取り込みやすく、「操作」が確実にでき、しかも長距離走行での疲労も少なく なります。万一の際に、シートベルトやエアバッグの十分な効果を得るためにも重要 です。