“アウトドア”というと、ちょっと難しそう?でも実は、初心者でもカンタンに挑戦できるコトが
たくさん! 晴れた日は外へ飛び出して、自然を思い切り楽しみましょう!
「春」新しい命が芽吹く季節です。山の中でも、寒い冬を越した
たくましい芽が、そろそろ顔をのぞかせていますよ!
今回は、福岡市内から車で40分、佐賀市富士町菖蒲地区へ!
山菜、山つみ草などに詳しいお母さんたちに教わりながら、
摘んで、食べて…春の新芽を堪能しました!
新芽時期:3月上旬ごろから
どこにある?:川ぶちなど湿気のあるところ
味:大きいものは苦味が強くなります。
雪の中からのふきのとうは味・香りがよく苦味も少ない
どうやって食べる?:塩で揉んであく抜きをし、てんぷら、きんぴらに
効能:食欲を高めて、消化を助けると言われています
★メモ:一般的に見られるふきのとう(図左)のほか、初冬、
フキ本体に1個で発生する貴重なふきのとうを、「冬季花蕾(とうきからい)」と呼びます
新芽時期:2月上旬ごろから
どこにある?:道路の脇や土手、田畑のあぜなど
味:苦味はない。香りがよい
どうやって食べる?:茹でてアクを抜き、てんぷら、おひたしに。餅に混ぜても
効能:カルシウムはイワシの2倍!高血圧予防にも
★メモ:アクが強いので、茹でるときは重曹を耳かき1杯入れてアク抜きを
新芽時期:4月ごろから
どこにある?:木の枝の先端。枝を少ししか出さず、数も少ない。
味:脂っこさが特徴。苦味があります
どうやって食べる?:はかまを外し、揚げ物以外は茹でてから料理を。
てんぷら、和え物などに
効能:老化防止にもよいと言われています
★メモ:枝は棘だらけなのでケガに注意。
芽先はナイフで丁寧に採ること。脇芽、2番芽、芽の長さが10センチ以上のものはx
新芽時期:4月の終わりころから
どこにある?:陽のあたる傾斜地など
味:大きいものは苦味が強くなります
どうやって食べる?:便秘解消にもよいと言われています
効能:てんぷら、皮はきんぴらに
★メモ:山のあちらこちらに点々と生えているので、ちょっと上級者向き
「菖蒲ご膳の会」のお母さんの案内で、
春の芽探しに。早速「あっ!」
「春はどこかしらね〜。こういう葉の下とか、ちょっと湿気のあるところに芽吹くんですよ
「あ、これはフキね」「立派ですね〜。
ということは、“ふきのとう”がこの下に!?」
あった!根っこの部分から出てますね!」。
これはフキ本体に1個つく「冬季花蕾
(とうきからい)」です
「ここにはヨモギもたくさん!新しいところ
から摘むといいわよ」「は〜い」
というわけで、春の新芽、
しっかりいただいちゃいました〜!
佐賀県富士町菖蒲地区で、平成7年からスタートした「菖蒲ご膳の会」。
この地区の主婦の方々が、地元で取れる山菜、野菜のおいしさをもっと知ってもらえたらと、
一般の方を対象として、毎月第2日曜に開催している食事会です。参加費はひとり1,500円。
お問合せ:山野草つみ草料理愛好会 菖蒲ご膳の会TEL:0952-64-2109
(グループ、団体での予約も受付可。日時相談に応じます)
【材料】ハンバーグ型6つ分
・よもぎ…適量 ・白身魚のすり身…240g ・卵(つなぎ)…1コ ・塩…少々
・重曹…耳かき1杯分くらい
ヨモギの特徴として繊維質が多く、食べる際に舌触りが気になります。
そこで、3)のヨモギを茹でた後、4)のすり鉢に入れる前に、庖丁やミキサー(フードプロセッサー)で細かく
してから、すり鉢などですりつぶして下さい。
1)摘んできたよもぎはよく水洗いし、葉の柔らかい部分だけを摘んでおきます
2)たっぷりの熱湯に重曹をほんの少し
(耳かき1杯くらい)入れ、ヨモギを茹でます
☆ポイント!重曹を入れることでアクが
抜けます
3)茹でたら水にさらします
4)白身魚のすり身と共に、すり鉢で細く
すりつぶします
5)つなぎに卵、少々の塩を入れ、
しっかりと混ぜます
6)適量をラップに包み、蒸し器に入れて 、
15分〜20分
7)竹串で刺して、透明の汁が出ればOK。
出来上がり!
8)ふわふわのすり身にヨモギの香り。
柚子胡椒ともよく合いますよ