お出かけがますます楽しくなる! 愛犬と一緒に快適ドライブLesson
監修:愛玩動物飼養1級管理士(ペット・ケア・アドバイザー)土井晴人
※日産のペット用ドライブ商品紹介を除く。
※2014年3月取材の情報に基づきます。
クルマは、私たちの毎日を快適に&ワクワクさせてくれる存在。 愛犬と一緒にドライブできたなら、ますます楽しいカーライフが送れるはず! ここでは、犬の本能や習性を理解しながら、愛犬をクルマ好きにするコツをご紹介していきましょう。 これから愛犬のドライブデビューを考えている飼い主さんや、愛犬がクルマ嫌いで困っている飼い主さんも必見です!
準備編
愛犬とのドライブに役立つアイテムをチェック!
「ごはん」アイテム
- 水&フード
- 食器&水飲み容器
- 食器洗い用具
- 万が一の汚物入れ
「楽しい」グッズ
- お気に入りのおもちゃ
- ご褒美用おやつ
「安心」グッズ
- ソファーやクッション
- クレートやハウス
- ベッド(お泊まり用)
- 飼い主さんのニオイがついたタオル
「お散歩」アイテム
- 足洗い用アイテム&タオル
- 首輪や胴輪&リード
- 迷子札や鑑札(首輪に装着)(※1)
- マイクロチップID番号(※1)
トイレ用品
- トイレットペーパー
- ビニール袋(排泄物の持ち帰り用)
- ティッシュ&ウェットティッシュ
- 普段使いのトイレシーツ
マナー用品
- 余分なタオル(ヨダレ汚れ等の掃除用)
- 狂犬病やワクチン等の予防接種済み証明書(※2)
- 粘着テープ(抜け毛掃除用)
※1 迷子札は、飼い主さんの携帯電話番号と名前を記載しておきましょう。鑑札は畜犬登録番号が記載されているもので、犬を保護してくれた方がその登録番号から飼い主を探し出すことが可能です。また、マイクロチップを装着している場合は、登録しているマイクロチップIDコード(番号)をメモしてサイフなどに入れておきましょう。
※2 ペット可の施設によっては、狂犬病やワクチンの予防接種済み証明書の提示を求められるところもありますので、事前に確認しておくとよいでしょう。
デビュー編
初めてのドライブは愛犬もドキドキ。慣れないクルマを「楽しいもの」と認識させるために
STEP1 クルマはリラックスできる空間だと教える
まずは、エンジンをかけずに飼い主さんと愛犬が一緒に車内でリラックス。
クルマの中で好きな音楽を聴いたりコーヒーを飲んだりして飼い主さんが
くつろいでいる姿を見せることで、愛犬はクルマが安心できるテリトリー
であることを認識できます。慣れてきたら、愛犬にもおやつを与えてみましょう。
STEP2 エンジンをかけてご近所ドライブ
愛犬が車内にいることに慣れてきたら、エンジンをかけて10分程度、
ご近所をドライブしてみましょう。エンジン音にビックリした場合は、
「大丈夫だよ」等と安心できる言葉をかけて。
帰ってエンジンを止めたら「ドライブ楽しかったね~、いいこにしてたね!」
と褒めてあげることも忘れずに!
CHECK!
実際に走行させる際には、クレートをシートベルトで固定する等、愛犬が車内で好き勝手に動き回れないような配慮も忘れずに。走行中の安全を確保するだけでなく、無駄な動きを制限できるので乗り物酔いのリスク軽減にもなります。
さらに! 日産のペット用ドライブ商品にも注目!
ペットオーナーの声を反映して、「車両のフィット性」と「ドライブ時の安心」を両立。
自動車メーカーの日産ならではの便利で快適なペット用ドライブ商品も便利に活用しましょう!
ステップアップ編
愛犬がクルマに慣れてきたら、いよいよ本格ドライブ! どこへ行く? 何をする?
STEP1 愛犬が楽しいと感じる場所へ出かける
デビュー編をクリアしたら、いよいよ本格ドライブ!
ドッグランなど愛犬が喜ぶ場所へ出かけ、思いきり遊んだり
ゆったり散歩をしたり、愛犬が楽しいと感じることをたくさんしてあげます。
クルマが「楽しい場所へ行くしるし」であるというプラスのイメージとして
条件付けて教えることができます。
STEP2 帰ってきたら思いきり褒める
楽しいドライブから帰ってきたら、デビュー編のSTEP2で習慣付けたように
愛犬を撫でながら褒め言葉をかけて!
「ドライブ楽しかったね~!いいこにしてたね!」など、いつも同じキーワードで
声をかけてあげるとより効果的です。
このとき、おやつ等を一緒に与えるのもおすすめです。
CHECK!
【注意!】買い物は先にすませて!
ドライブ前に必要な買い物は済ませておくことも忘れずに!途中でコンビニなどに寄って愛犬だけで車内で留守番をさせると、クルマ嫌いのきっかけになることも。また、夏場は短時間の留守番でも熱中症の原因になりかねません!
安心ドライブ編
愛犬も飼い主さんもドライブを安心して楽しむために。気をつけたいポイントは?
愛犬のためにも安全運転を!
急ブレーキや勾配の強いカーブでは、小さな体が転倒することも。
愛犬をいたわりながら安全運転を心がけましょう。
飛び出しに注意して必ずリードを
愛犬を車内で飼い主さんの膝に乗せるときは、窓から身を乗り出さないようにリードをつけてしっかり支えるなどの注意も大事。
さらに、クルマを降りる際には、必ずドアを開く前にリードを装着して。駐車場での事故や迷子の予防にも役立ちます。
目的地に着いたら愛犬は「早く遊びたい」と興奮状態。
思わぬ飛び出し事故に注意!
ドアやウィンドウはロック!
飼い主さんが気付かない間に、愛犬が動いてパワーウィンドウのスイッチを押すことも。
ふいに窓が開いて飛び出してしまったり、反対に窓が閉まって顔が挟まれてしまう、なんて事故にもつながります。
ドライブ出発前に、車内のドアや窓の開閉スイッチは誤作動防止のロックをかけておきましょう。
布製のカバーなどを敷いて
シートに直接愛犬を乗せるときは、思いがけない急ブレーキやカーブで足元に転げ落ちることも。
座席のシートが皮張りの場合は滑りやすいので、布製のシートカバー等をかけておくこともおすすめです。
CHECK!
長時間ドライブは愛犬にも休憩を!
愛犬がうつろな目やぐったりした表情になったら疲労のピーク。そうなる前に、必ず早めに休憩をとりましょう。長距離ドライブの場合は人間と同様、1時間半から2時間ごとの休憩をおすすめします。
POINT!
犬は本能的に狭い場所を好みます。愛犬の疲れている様子を察知したら、クレートなどに入れて落ち着かせてあげましょう。
CHECK!
愛犬のクルマ酔いはココに注意!
口をムニャムニャしたり、口元からよだれが出たら嘔吐の前兆。窓を少し開けて車内の換気をしてください。また、犬用のシートベルトを装着したり、クレートなどに入れて体が安定するようにしてあげるのもクルマ酔い予防に効果的です。
POINT!
体質的に酔いやすいタイプの犬もいます。その場合は、乗車する2時間前までにごはんを済ませるようにして。また、犬用の酔い止め薬もありますが、利用する場合は動物病院で適量を処方してもらいましょう。(体重によって服用量が違うので素人判断は禁物)