DC3 国産スポーツカーの礎、ダットサンDC-3登場
  DC3 たった50台。それが歴史を始動させた。
  1952年、その年は国産スポーツカー史上に静かに刻まれることになりました。
オープン4シーター、国産車初のスポーツカー、ダットサンスポーツDC-3型が誕生したのです。
第二次大戦後、1945年にGHQがトラックの製造を許可し、つづく1947年には乗用車の製造も許可、さらに1949年に乗用車の生産制限を解いたことは、自動車を開発する技術者達の自由な発想からも、枠を取り払った事は言うまでもありません。もちろん、現在のスポーツカーの水準から考えると、このダットサンスポーツDC-3は馬力や走行性能も比較にはなりません。ベースとなったのはトラック用のシャシーと860cc25馬力のエンジンをスポーツカーのボディーでパッケージングしたというもので、トラックと兄弟関係を持つスポーツカー、と言うこともできるでしょう。
 

  Catalog

カタログ表紙

時代を映し出す証言者

魅力的なアイボリーのボディーに深
いグリーンに塗られたフェンダーを
持つダットサンスポーツ。

広大な庭、それともフェアウエーの
上だろうか。アイアンを持った女性
が長いスカートを身にまとっている
のが時代を感じさせるカタログ表紙。
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FAIRLADY